形態安定加工について

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今日は実は10月25日なんです。ちょっと怠けてしまいました。でもこのブログのいいところは日時を簡単に変えられることです。昔から切羽つまらないと出来ない性格で、最後にまとめて帳尻あわすのは得意でした。

ここ3日間程風邪をひきまして下痢で苦しんでおりました。3日間で2,5キロ痩せました。ちょっと落ち着いて油断したせいでしょうか。このようなカゼをすき間カゼと呼んでいます。オシャレ言っている場合じゃないって。
私は健康管理にはひじょうに気を遣っておりまして、創業以来18年間で病欠は1日しかありません。この3日間も仕事はしていました。。27日は人間ドッグにいきます。

最近、形態安定加工の依頼がひじょうに多くなってきました。
形態安定加工はワイシャツなどでよく使われているのでだいたいご存じだと思いますが、ポリエステル素材の持つ熱可塑性を利用して半永久的に携帯安定性を持続する加工です。ポリエステルの熱可塑性とは、ポリエステルに一定の温度(130℃ぐらい)を与えると、そのときの形態を記憶し、常温に戻したときも与えた形を維持します。この特性を利用してヒダやプリーツを生地に覚え込ませ、カーテンを縫製します。3f53a8c6.JPG写真は同じ生地の色違いで右は普通の縫製で、左は形態安定加工したものです。1年間経過した状態です。

これを最初にこの業界に紹介したのはセルコンでファンタスプリーツという名前です。
すごく美しかったんですが、セルコン1社しか取り扱いをしておらず、セルコンファンの業者しか勧めなかったため、あまり消費者には浸透しませんでした。熱烈なファンがいたのも事実です。

私もこれを自社の加工所でできないものかと考えておりました。
3年程前にイズミヤのカーテン売り場で中国製の既製カーテンが形態安定加工されて、2980円で販売されているのを見て、おおきなショックを感じました。今まで既製カーテンなんて縫製がよくないしと思っていたのですが、それが形態安定加工がされていると綺麗なんです。これをオーダーで普通の縫製をしていたら駄目だと思い、国内でオーダーカーテンで独自に形態安定加工してくれるところを探すことに躍起になり、当店では2年前から、本格的真空窯で形態安定加工をしております。

同時期にサンゲツがパーマネントプリーツという名前で、形態安定加工をやり始めてから世の中に浸透しました。
各社独自の名前を付けており、各メーカーの営業マンは自社のことしか知らないため、後日各社の違い、特徴について述べます。
ちなみに
カワシマ→ナチュラルウェービー
アスワン→リウェーブ
東リ→プリーツ加工
リリカラ→エレガンスプリーツ
シンコール→エバーカーテン 訳わからん名前で最近名前がかわりましたが、その名前もわからん。

その他、今やほとんどメーカーが形態安定加工を独自の名前をつけておりますが、名前はとても覚えられません。当店では一般名詞として、「形態安定加工」としています。

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