オーダーカーテンの常識のウソ

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同業者の方もこのプログを読んでいただいているのはうれしく思います。今、オーダーカーテンの常識のウソという小冊子を作っており、原稿を考えています。普段、お客様と接しておられてよく言われることがあれば教えてください。


 (私が考えた内容は下の続きを読むをクリックしてください。)


1)カーテンをオーダーしたのに、巾を継いでいるのはおかしい。

今まで一間(180センチ)の窓に既製カーテンをお使いになっていたお客様から言われたことがあります。
一般的にオーダーカーテンのカーテン生地は、100cm巾、137cm巾、150cm巾のものが多く、大きな窓では巾を継がなければカーテンは作れません。既製カーテンの場合は、150cmの巾の生地を100cmの幅のカーテンになるように、1.5倍使いで片開き1枚ずつを200cmの窓用に作ります。そのため巾継ぎがないだけです。
レースでは巾継ぎなしのヨコ使いの生地(生地巾200cm、300cm)を使うことは
よくあります。

(2)ウォッシャブルカーテンと聞いていたのに家で洗濯機で洗ったら縮んだ。

ウォッシャブルカーテンとは、「洗濯機で5回洗っても寸法変化率が1%以内」という基準を満たしたカーテンです。逆に言うと、1%縮んでもウォッシャブル表示を付けることができまして、これは丈2mのカーテンが2cm縮んでもウォッシャブルカーテンということになります。そのためウォッシャブルカーテンでも縮みます。

(3)<値引きの問題> 他社で70%引きだと言われたのに、どうしてここは30%しか値引きしてくれないの?

カーテンの場合は取り扱いメーカーによって仕入れの掛率がバラバラです。
定価の高い商品は仕入れ率が低く大幅に値引きが可能で、定価の安い商品は仕入れ率が高くあまり値引きできなくなっています。定価はメーカーで勝手に付けているため、値引き率が高いほどお客様にとっては安いとは限りません。むしろ、値引率の高い商品ほど我々の儲けも大きいのです。
「7割引きより安い3割引き」というケースもありますので、割引き率に惑わされないようにしましょう。

(4)クリーニング屋さんでカーテンを洗ってもらったけどきれいにならなかった。

一般的にドライクリーニングでは縮みは少ないですがきれいになりにくのです。
水洗いの方がきれいになります。カーテンを長持ちさせるにはマメに洗うほうがよくて、レースは年に2回、ドレープ(厚手)は年1回ぐらいは洗いましょう。
洗濯の際はカーテンについている絵表示ラベルに従って洗いましょう。

当店はカーテン専用のクリーニング機でカーテンのクリーニングもやっております。

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コメント

  1. 同業者 より:

    よく勉強されているのに感心しています。
    参考にさせていただいています。
    たまにお客さんにいわれるのは、遮光カーテンを買ったのに結構明るいと
    いわれることはないですか。
    そういう話を小島さんの文才で原稿を書いていただいて、教えてくれたらありがたいです。

  2. 小嶋徳昭 より:

    コメントありがとうございます。
    どなたかわからないのですが、いろいろと情報交換したいので、個人宛にメールいただければ幸いです。
    よろしくお願いします。

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