お盆です。
今夏は27年振りに当家の家紋(丸に橘)が入ったお盆・広蓋を使うことになりました。
広蓋は亡くなった祖父が、父が結婚後に用意してくれたもので、私の結納の時に
使ったきりです。
父は分家しているために一代目、私が二代目、息子達は三代目k.kojima brothers.です。
お盆です。
長男の結納を東京でしました。
「のぞみ」を叶えるために新幹線で持って行ける関西風のコンパクトな結納品です。
ゼクシィの調べによると、今は7割の人が結納はしないらしく、百貨店の
ブライダルアドバイザーの話によれば、昔から金額の変わっていないものとして、
卵とバナナと結納金らしいのです。
そんなバナナ?
私は常に新しいものを取り入れながら、伝統は重んじたいと思っています。
下の動画は結納式の練習をしているところです。
(真ん中の三角をクリックすると動画になります。)
緊張の夏です。 (金鳥の夏)
さて、本題です。
昨日投稿した天幕カーテンはサンゲツの新しいカタログ「ストリングス」に
載っている遮光1級の商品、SC3369です。
画像はクリックすると別のページに飛びまして、そこでもう一度クリック
すると拡大されます。
今回のカタログから遮光1級の後ろにカッコしてB2と書かれています。
これは、日本インテリアファブリックス協会(NIF)が制定した遮光の基準で1級が
甘すぎるということで、自ら独自の基準を制定し、遮光をB1、B2、B3の
3段階に分けていいます。
さらにAがあるわけではなく、BはBlackのBのようです。
何回も書いていますが、住江織物は遮光1級を独自の基準で5段階にわけていて、
他社がまねできないように特許を取っています。
昨年、東リは同じようにNIFが制定した遮光の1級では基準が甘いということで、
遮光1級+(プラス)と遮光1級と2ランクに分けました。
川島織物セルコンも昨年10月にだした見本帳から、遮光1級のうち、最も暗いのを
S1級として、明るいのを試験上1級でも、独自の見解で2級としました。
業界で決めた基準はおかしいということで1級を2級と表示してNIFの基準を
完全に無視しました。
この4社はインテリア業界の主要企業で、日本インテリアファブリックス協会
(NIF)の会長が住江織物でサンゲツ、東リ、川島織物セルコンの3社が
副会長です。
この4社以外は、今年新しくカタログを出したメーカーも含めて
自分達で決めたNIFの基準で表示しています。
自分達で決めた基準がおかしいと思えば、独自でつくるのではなく業界で
話し合って新しい基準を作るべきなのです。
遮光1級の商品でも住江織物の「遮光1級A++」と東リの「遮光1級+」と
川島織物セルコンの「遮光S1級」とサンゲツの「遮光1級(B1)」の中で
どれが一番遮光度があるのかを聞かれても誰もが答えられないという状況です。
この業界の主要企業は、もう少し業界全体のことを考えてもらいたいのです。
自分たちの都合で、インテリア業界最大のイベントを1抜けた、2抜けたと
するのではなく、業界全体で盛り上げてもらいたいのです。
今は夏期休暇中で業界のメーカー関係者はこのブログを読んでおられないと
思いますが、私からのエールです。
バラ、 バラ、 バラ
正会員14社 賛助会員44社向けの58本のバラです。