木製ブラインド比較

木製ブラインドのラダーコードの本数について

ブログを書こうとしたら、車のディラーの営業員が、今月の修理代や車検代の

集金にきました。

1か月前ぐらいに来た時に、自動車保険の契約にサインするときに営業員が

差し出したボールペンが500円ぐらいの機能性ボールペンだったので、

大きな金額の契約をするのに、お客様に安いボールペンでサインさせるのは

失礼だよと小言を言ったところ、それをお客さまから言われたこととして

会社に報告をしたというのです。

そうすると、店長が「その通りだ」ということになり、会社として高級ボールペン

購入費として営業員全員に3000円の援助がでるようになり、モンブランを買った

のですよと「社長(私のこと)のおかげですよ」とうれしそうに報告をしてくれました。

『他で高額な契約をとって、そのペンでいっぱいサインをもらってこいよ」と

いっておきましたが、

おじさんに言わせれば、「そんなのは、会社から援助してもらわずに

自分の金でやれよ」と思うのです。

 

ニチベイの展示会に行ってきました。

 

最初に目にしたのは、各机に老眼鏡がおいてあり、ご自由にお使いくださいと

書いてあるのです。

私、使ってみたけど、かえってボケてよく見えないのです。

 

こんな会場に来る人で、誰が使うのだろうかと考えながら、これがニチベイ流の

気配りなんでしょうね。

 

今回の目玉商品は木製ブラインドとプリーツスクリーンで、特に木製ブラインドの

エルフォームスラットです。

 

眼鏡をかけずにしっかりみてきました。

スラットが少し曲がっていて、遮蔽性の高い木製風ブラインドとの

ことです。

これに関しては、実際に施工したときに詳しく説明します。

 

私が注目をしたのは、これは木製ブラインドではなく素材は樹脂で木製風ブラインド

なのです。

 

従来のニチベイの防炎・耐水タイプや

タチカワのフォレティアアクア、防炎スラットや

トーソーのベネウッド防炎・耐水も皆同じで、

木製ブラインドではなく

木製風樹脂ブラインドなのです。

 

これらの商品の特長は、重いためラダーコード(スラットを引き上げるための

コード)が従来の商品より多いのです。

 

展示してあったエルフォームスラットは

幅200㎝丈175㎝でコードが7本です。

標準タイプのものならば5本になります。(下の画像は同じサイズ)

 

メーカーは品質を重視するため、これは当たり前の発想で、敢えて

何の説明もありません。

販売店は慣れっこになっているのか、勉強不足かで何の反応もありません。

エンドユーザーは、取り付けたのをみて、「ちょっと 変」と思って

「え~」といい、何の説明も聞いていなかったと言われるのです。

 

当店では、このことはお客様に十分説明するために、メーカーごとの

一覧表を

スタッフがつくってくれています。

ニチベイ

タチカワ

トーソー

ナニック

 

上の資料は老眼鏡を必要としない人用のものになっていますが、見えにくい

場合は下のフォームから問い合わせてください。

 

このラダーコードの本数はメーカーによって、考え方や技術力が違って

マチマチです。

木製ブラインドの標準タイプで、得意先の住宅メーカーのよく使う窓サイズの

幅164㎝丈208㎝の場合

ニチベイクレール50ならば4本

タチカワフォレティア50ならば5本

トーソーベネウッド50ならば5本

ナニックのナニックシリーズ50巾ならば4本です。

 

逆に防炎・耐水タイプで テープを7本使う時のサイズでは

ニチベイのクレール50防炎・耐水タイプで145㎝~204㎝

タチカワのフォレティア防炎スラットで154.5㎝~214㎝

トーソーのベネウッド防炎・耐水で143.5㎝~203㎝

ナニックのウッドパーフェクトブラインドで208.5㎝~243㎝

 

こうして、数字を比較していくと、各社の技術力が見えてくるのです。

 

実際に今、お客様が3週間悩んでおられて、注文が来ないケースの事例です。

洗面・脱衣室の窓に木製ブラインドを取付けたいという相談を受けました。

脱衣室であるので、風呂上がりに湯気で湿気が多くなるので、耐水の

木製風ブラインドをおススメしました。

幅が内寸で925㎜あります。

ニチベイの耐水タイプならば、このサイズならばラダーコードが4本になります。

(標準タイプならば2本)

4本は絶対にイヤと言われています。

タチカワのアクアタイプならば3本です。(標準タイプでも3本です。

 

トーソーのベネウッド耐水ならば5本になります。(標準タイプならば3本)

 

これはようすすめんかった~

 

ナニックの普通のシリーズでは914㎜までは2本で915㎜以上で3本になります。

ここは内寸が925㎜なので910㎜で発注して、ナニックの普通タイプは

2本でできます。(逆に耐水タイプは3本です。)

 

お客さんは、2本にこだわっておられます。

 

幅910㎜の木製ブラインドはコードは2本

サッカーもニホン

がんばれにほん(にっぽん)

もうすぐポーランド戦が始まります。

これから帰宅してサッカーを観ます。

 

 

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ナニック木製ブラインド ナニックシリーズとGシリーズとの違い

 【今日のブログは木製ブラインドを使おうとされている方で、少し

こだわりのお持ちの方に読んでいただきたい内容になっています。(3100字の長文)

木製ブラインドに興味のない方や、ブラインドメーカーの人や、同業の

専門店の方にはくどすぎる内容になっています。】

 

最近、ナニックの木製ブラインドのナニックシリーズがよくでるように

なりました。

nanik社はアメリカの会社で、木製ブラインドのリーディングカンパニーで、

日本の販売会社はナニックジャパンといいます。

私がこの商売を始めた29年前は、まだ国内メーカーは木製ブラインドを

発売をしておらず、木製ブラインドと言えばナニックでした。

日本では、あまり知れ渡っていませんが、木質感、塗装の美しさは

今でも設計士から圧倒的な支持を得ています。

ナニックの木製ブラインドには2つのシリーズがあります。

ナニックの木製ブラインドの代名詞であるのが、ナニックシリーズです。

国内メーカーに対抗上作ったのがリーズナブルタイプのGシリーズです。

私がかつて、ナニックの木製ブラインドはいいよということを何度か

ブログに書いているのですが、ナニックシリーズとGシリーズを同じように

思っておられる方も多いので改めて違いを書いておきます。

実はナニックシリーズとGシリーズはまったく違うのです。

何が〜

まず、価格ですが、

幅200㎝×高さ200㎝で

ナニックシリーズは定価135200円(税抜)

Gシリーズは定価83500円(税抜)

その差が1.6倍ぐらいです。

 

Gシリーズは、サンゲツがOEM供給を受けて、同じものをサンゲツ

木製ブラインドとして販売しており、、ナニックと国内主要メーカーとの

違いは後日書きますが、国内メーカーの商品はGシリーズと同じようなものです。

ナニックシリーズは、Gシリーズや国内メーカーの商品に比べて

1.6倍以上の価格差があってもよく売れるのは、それなりの理由が

あるのです。

色数はナニックシリーズは73色あります。

Gシリーズは14色です。

タチカワは20色、ニチベイは15色、トーソーは12色

 

決定的な違いは見た目の美しさです

塗装が違います。

ナニックシリーズもGシリーズも、水性着色顔料を使用しており、

中塗り、上塗りと2回塗装して、木材を保護しつつ、意匠的な付加価値を

与えています。

国内のメーカーの中では、濃い色に関しては、1回のみの塗装の商品も

あります。

2回塗装のあと、最終的にクリア塗装をするのですが、ここで大きな

違いがでます。

ナニックシリーズは、完全被膜塗装で、その際のクリアが透明であり、

そのことによって、木目の美しさを引き出し、濃淡がでます。

Gシリーズの最終のクリア塗装は、正確にいうとクリア塗装ではなく、

クリア材に仕上がりの色が混じっています。

そのため、最終木目がつぶれてしまうほど、厚塗りのクリアコーティングに

なっています。

国内の主要メーカーはこれと同じやり方です。

ナニックシリーズは材木を輸入して、日本の埼玉で、注文に応じて

カットして塗装をしています。

Gシリーズや国内の主要メーカーの商品は、海外で塗装したものを

輸入しています。

そのため、ロットによって、色の濃淡が大きく違ってくるリスクが

あるため、ベタッと塗装をして光沢を強くだしています。

木材(スラット)は、ナニックシリーズもGシリーズも国内主要

メーカーもすべて無垢のバスウッドを使っています。

バスウッドならば、皆同じかというとそうではありません。

自然のものなので、出来具合によって品質が違いまして、木材にも

等級があります。

ナニックシリーズは、最高の品質のものを使っており、Gシリーズは

少し品質の落ちるバスウッドを使っています。

国内の主要メーカーもGシリーズとほぼ同じレベルです。

DSC00604

DSC00611

私の写真撮影技術では、ナニックシリーズの見た目の美しさを

みせることができませんが、買っていただいたお客様は、「ほれぼれするな」と

おっしゃていただけます。

ナニックシリーズの良さは、注文をうけてから、カットして塗装を

しますので、昇降コードを通す穴の小口まで塗装されています。

DSC00605

これは、Gシリーズや国内メーカーではやっていません。

 

ナニックシリーズとGシリーズはメカニック的には同じです

国内のメーカーと比較して、大きな違いは

昇降コードを1枚ずつ手で通していっているため、はしご状に

なったラダーコードを1枚ごとに右・左と順に通しています。

DSC00607

国内メーカーは数枚ごとに昇降コードが通っています。

そのため、ナニックの商品は羽根(スラット)の横揺れが少ないのですが、

国内メーカーの商品は羽根(スラット)が左右によく動きます。

 

ナニックのメカはギア比が通常の大きさで6:1で

タチカワ、ニチベイの3.5:1に比べて軽いです。

また、ナニックは3タイプのギアをもっていて、大きさによって使い分けて

いますので、大きいサイズでも重くなりません。

昇降比はナニックは8:1で、タチカワ、ニチベイは7:1です。

これは、スラットを10㎝あげるのにナニックの場合は80㎝引っ張らなければ

ならないということで、タチカワ、ニチベイは70㎝引っ張れば10㎝

あがるということです。

コードの引っ張る力は軽いけど、少したくさん引っ張らなければ

ならないということです。

 

私は、いつもエンドユーザーの立場になってわかりやすく説明することを

心がけており、メーカーのニュースリリース的にいいことばかりは

書きません。

 

ナニックのブラインドの問題点は、私にとっては2つあります。

これは、ナニックシリーズもGシリーズも同じです。

OEM供給しているサンゲツ木製ブラインドも同じです。

ヘッドボックスのカラーですが、レールの前面にはスラットと同じ

木板が貼ってあります。これを最初からやっていたのはナニックで、

国内メーカーも一昨年あたりにニチベイが同じようなタイプをだしたところ、

トーソーもタチカワも標準仕様やオプションでそれができるように

なりました。

しかし、レールのアルミ部分はナニックは3色しかないのです。

これは、前面にスラットと同色の板が貼ってあるからいいじゃんという

発想だと思いますが、73色あると目立つ場合もあります。

例えば

DSC02080

スラットは木の色で、ヘッドレールの前面は同じ板が貼ってありますが、

アルミの色は白になります。

国内のメーカーは、アルミのヘッドレールからの発想で商品づくりが

されていますので、タチカワは13色、ニチベイ、トーソーは12色

ありまして、スラットの色に近い色が使われています。

 

もう一つは、ヘッドレールにツバがないため、閉めた状態でも

ヘッドレールと1枚目の隙間が6㎜あきます。

DSC00602

上の隙間のことを言っています。

 その隙間からの光漏れを少なくするために、手作りでツバを作った

こともあります。ブログはここ

国内のメーカーはヘッドレールの後ろ側にツバがついていて、

光漏れが少なくなるように工夫されています。

DSC02241-490x368

これはニチベイで本と国の良いところを取り入れた発想です。

 

次回は国内主要メーカーの木製ブラインドの違いを説明します。

 

ナニックの木製ブラインドのナニックシリーズは、私にとっては

上記の問題点もありますが、スラット(羽根)の美しさはピカイチです。

使って見てみないとわかりにくいところもありますが、きっと

心の満足はあると思います。

 ナニックの木製ブラインドに関して、もう少し詳しく知りたい方は

左欄のカテゴリーの「ナニック」のところをクリックしてください。

 

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