遮音

遮音のためのシェード

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7月23日 大暑

二十四節気の一つで、最も暑いとされる「大暑」が今日です。
ほんとうに暑いです。

今日、昼前に愛知県一宮市の加工所から、当店が発注したサンゲツの生地で同じ品番のものが1.5mと11m入荷しているという連絡がありました。

調べたところ、1つはシェードをつくる生地で、もうひとつはカーテンをつくる生地で、当店では一宮市と豊田市の別々の加工所にそれぞれ送る注文していました。

サンゲツ大阪店に電話して、「送り先を間違っていませんか」というと「調べます」ということで一旦電話をきりました。

私は昼食にでて、戻ってきてからしばらく経つと、サンゲツ大阪店から電話があり、「営業員が今、その商品を取りに行って今日中に豊田市の加工所に届けます」というのです。

なに、愛知県やで!」というと「はい。向こうの地区の営業員が・・・」というので、そのあと一宮の加工所に電話して、その旨を伝えようとしたところ、先程、サンゲツの営業が商品を引き取って持って帰ったというのです。

なに、その間1時間余り。

そして、その商品を東名高速を使って1時間10分かかる豊田市まで届けてくれるのです。

さすが、サンゲツ

ふつうのメーカー・仕入れ先ならば、「申し訳ないですが、送料を負担しますのでそちらから転送してもらえませんか」というのですが、

さすが、サンゲツ です。

動きが早いし、全国を網羅する営業体制、ヨコの連絡がスムーズで指示系統がカンペキなことに改めたサンゲツの強さを思い知らされました。

インテリア業界では、「さすがサンゲツ」という言い方はよくします。

そこで、インターネットの検索で「さすがサンゲツ」と入力してみました。

いっぱいでてきました。

グーグルの検索では、サンゲツのカーテンをクリーニング屋にだしたところ、8センチ縮んだら、サンゲツが直してくれた話。さすがサンゲツとか、サンゲツOBが新しいサンゲツのカーテンの見本帳が他社の売れ筋や人気商品をよく研究している。さすがサンゲツ。

私のブログもでてきました。

さ~すが~サンゲツ

さて、本題です。

隣の家と接していて、音が共鳴してすごく気になるのでなんとかしてほしいという相談を受けました。

私は、カーテンで遮音・防音をすることは難しいと考えています。その理由は完全に塞ぐことができないからです。

メーカーの遮音カーテンのデータはこの生地で密封した時の数字がグラフ化されていていかにも効果があるように書かれていますが期待できる効果はありません。

生地によっては少しはマシにはなりますが・・・・・

これも人それぞれ感じ方が違うので言い切るのは難しいのです。

本日取り付けたシェードは、生地はフロッキー加工のものを使い、出来るだけ壁とのすき間がでないようにしました。

枠の内付けにして、耳たて、サイドリターン、下のばしをしました。

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生地が遮光1級なので、針穴が目立たないように、3ミリ径のバーを裏側でつつむバックタックシェードにしました。

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こうすることによって、生地をできるだけ壁に近づけてとりつけることができ、たたみ上がりもスムーズになり、ピンホールから光の漏れを少なくすることができるのです。

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でも、やっぱり隙間はできます。

音は少しマシかな程度です。

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防音カーテンって

毎週週末に送られてくる仕入れ先からの欠品リストにエッセイがついてきます。
先週末送られてきたのが、『「締め過ぎ」の弊害』というタイトルでした。

3月31日放送のNHK番組「ためしてガッテンー永久保存ねじの極意」をみた著者の話が書かれていました。

「ためしてガッテン」に関してはホームページがありましたのでここをお読みください。

詳しくはホームページに掲載されていますが、普通の小学生が締めるのと、大人が力任せに締めるのとでは、力いっぱい締めた方が緩んでしまうという話なんです。そこで「座金」を入れるのがいいというのです。

著者は「分はいままでこんなことさえ知らなかったのかーと己の無知に愕然とすることがないだろうか」と問うてこの話を書いておられ、最後に「力任せに締め過ぎると素材を傷め、かえってねじがいつのまにか緩み、むしろ「ガタ」が生じる原因になりかねない。だから、接する面同士の間に緩衝的な役割を挟み込むことも、とても大事ー番組を見終わって一服しながら、そうなのか、社会の組成や、会社の組織も、理屈は同じではないのかと思った。と結んでおられます。

私は、いつも己の無知さかげんは嘆いており、このことも知りませんでした。なるほど、社会も同じだと思います。

さて、本題です。

最近はブログのアクセス解析をしていると一番多いのが「防音カーテン 効果」です。毎日圧倒的に多いのです。

2008年3月1日に「遮音(防音)カーテンは効果があるのか」というブログを書いているのがヒットするようなのですが、ユーザーがこれほど遮音・防音カーテンを求めておられるのかということにもびっくりします。

そちらのブログにも書いているのですが、私はカーテンで高い遮音・防音効果を求めるのは無理だと思っています。それは、カーテンを普通に吊るすと隙間ができますので、そこから音漏れがします。

密封するとそれなりに効果があるというのはわかっています。

また、空気層をつくるのも効果があることがわかっています。

「防音・空気層」で検索すると住宅メーカーなどもいろいろと研究されているのがでてきます。

私も壁との間に空気層をつくると音が静かになるかの実験をしています。

パソコンの音がでるようにして下の動画のまん中の三角をクリックしてください。



このように空気層をつくることによっても音が軽減されます。

そこで「ためしてガッテン」してみました。

CIMG4605ヒーリングルームをマンションでされているお客様から問い合わせがあり、隣の家から壁づたいに電話声などが聞こえるのでなんとかならないかという事でした。

私は、カーテンでは、防音効果は期待できないと思っているのですが、お客様からも「気持ちだけでも静かになればいいとのこと」で事情を説明して「ためしてガッテン」しました。

隣の部屋に面している壁一面に防音性の高い「裏フロッキー加工のカーテン」を取り付けました。

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 壁一面に裏フロッキー加工のカーテンを1.5倍使いで壁から3センチほどあけたところにレールを取り付けて空気層をつくりました。

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(写真はクリックすると拡大します。)

結果はいかに 

5月2日の工事で、その時は隣に誰もおらず、その後当店も休みで効果の程はまだ伺っていません。

その結果を知りたいですか?  はい、クリック  



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遮音のための間仕切りカーテン

ピアノの音を遮音(防音)するために間仕切りカーテンを取り付けました。


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リビングの置いてあるピアノの音を少しでも軽減したいとのことで天井にカーテンレールを取り付けて、3重カーテンの「ウォームビズカーテン」を間仕切りに取り付けました。


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左欄のカテゴリ分けしているところの「遮音(防音)カーテン」のところをお読みください。


2008年3月1日のブログ「遮音(防音)カーテンは効果あるか」で実験では、この3重カーテン「ウォームビズカーテン」がメーカーのだしている遮音カーテン(ここここを読んでください。)よりも遮音性があったのです。


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レールも重なるところは2重にしました。


 


 


 


 


 


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上も下もぎりぎりにしました。


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その結果


思ったより効果はありませんでした。


確かに音は少し軽減されますが、はっきり聞こえます。


メーカーの遮音カーテンのところに載っている資料をみるとかなり効果があるように書かれていますが、その実験データは密封した状態での資料になっています。
カーテンでは密封することができないのです。


結論としては、カーテンで漏れをなくすようにするのはなかなか難しくて、遮音(防音)効果は期待できないと思います。


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 織物研究会  私はチーム・マイナス6%です


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