違い

オーダーカーテンと既製カーテン

「オーダーカーテンって高いですよね」とよく言われます。

高いと感じるには、たぶん何かと比較されてのことだと思うのですが、

それをお尋ねしても人それぞれです。

テレビに比べて?、服に比べて?、家具や照明に比べて?

たぶん、既製カーテンと比べてじゃないかなと思っています。

 

さて、本題です。

新築マンションの納品施工写真です。

リビングは

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 裾にトリムをつけています。

生地はフジエテキスタイルFA2620PB 裏地FA2090SB

トリムは五洋インテックスBN6659F レースはオリジナルの

トルコの刺繍レースです。

寝室はカラーレースをつけました。

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ドレープは川島織物セルコンPD1086 レースは産元の商品です。

 

洋室は、当店はドレープ(厚手カーテン)のみ納品で、レースは

お客様が既製のミラーレースを購入されていました。

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ここで、当店のオーダーカーテンと既製カーテンの違いについて

説明します。

ドレープ(厚手カーテン)とレースの比較になりますので、

完全な対比ではないです。

 

オーダーと既製・・・・・

価格でいうと最低2倍以上はしますし、5倍以上は当たり前で

10倍以上するのもたくさんあります。

オーダーカーテンは高いというイメージはこの価格差だと思うのです。

既製カーテンは、今はほとんどが中国製で同じサイズのものを

大量につくりますし、縫製も雑なので安いのですが、否定するものでは

ありません。

オーダーカーテンと組み合わせてうまく活用するのもいいですし、

価格が安いのでしょっちゅう新しくするのもいいと思います。

 

(下の写真)まず、一般的にですがオーダーは2倍使いで3つ山、

既製は1.5倍使いで2つ山です。(最近はオーダーで1.5倍使いとかも

多いです。)

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(画像はすべてクリックすると別のページに飛び、そこでもう一度

クリックすると拡大します。)

オーダーは一般的2倍の生地を使いますので山の部分が3つ山になり

ヒダ間隔も短くなります。

 

(下の写真)裾の縫製はオーダーは10㎝の折返しで中に裾まで生地をいれますので、

この部分は3重になります。耳をあとから縫製します。

既製は8〜10㎝ぐらいの折返しですが、折返し部分の中にいれるのは

ほんの少しです。耳を先に縫ってあとから折返し部分を縫います。

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(下の写真)当店の場合はドレープは裾は2本糸のミシンで掬い縫いです。

糸が表にみえません。

既製カーテンは本縫いです。

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(下の写真)上部の芯地の部分は当店のオーダーカーテンは縫込みアジャスターフックで

90㎜の芯地で表側には糸の縫い目をださない縫製です。

耳の部分を後から縫う耳勝ち縫製です。(当店でも一部加工所によっては耳の部分を先に縫う場合があります。リーズナブルタイプの
メーカー縫製は耳が先に縫っています。)

既製カーテンは75㎜の芯地で差し込みのアジャスターフックが多いです。

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 当店のオーダーカーテンは簡易型形態安定加工が標準仕様です。

既製カーテンはそうでないものが多いのですが、最近は逆に

形状記憶加工をして、縫製のまずさを誤魔化すためにプリーツを

きれいに出しているものも多くなってきています。

 

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トーソービジックとタチカワデュオレの違い

カーテンと窓周り関係の質問箱にトーソーのビジックとタチカワのデュオレの違いはなんですかという質問が入っています。

こちらをお読みください。

エンドユーザーが知りたいことというのはたぶんこういうことなんだと思います。

インテリア業界のメーカーの営業は、表向きは紳士的なところがあり、同業他社の悪口はあまりいいません。私に言わせれば、他社商品をあまりにも知らないんだと思います。

表では、お互いTAさん、TOさんというようないい方をしていますが
(注)TAというのはタチカワ、TOというのトーソー
裏ではえげつないような戦いをしています。これを仁義なきTATOO(タトゥ)の戦いといっています。

 以前にも書いた事があります。

 2011年10月5日のブログ「トーソービジックとタチカワデュオレ」

 自分で言うのも恥ずかしいですがなかなかしっかりとわかりやすく書いていると思っています。
しかし、1年程前の話ですが、この話は古くなっていて、書いた時にトーソーがビジックの新しいバージョンのビジックデコラを出しました。

そのため、今回はトーソーのビジックデコラとタチカワのデュオレの違いについて書きます。

従来のトーソーのビジックはビジックライトとして今も継続しています。

 

トーソーのビジック、タチカワのデュオレという書き方をしていますが、これは固有名詞で一般名詞がありません。だからエンドユーザーにわかりにくいんだと思っています。
どちらかが大きくシェアをとれば、それが一般名詞になってくるんだと思いますが、今のところどっこいどっこいです。先行したトーソーの方のビジックが一歩リードしているかなぐらいです。

私は、これを調光型ロールスクリーンと呼んでいます。これも世間では通じません。

トーソービジックデコラ施工例

 

タチカワデュオレ施工例  ※画像はクリックすると拡大します。

 

 この商品の特許は韓国の企業が持っていまして、両社とも同じところからそのパテントを買っています。そのため根本的な仕組みは同じですが、部材はトーソータチカワも自社商品で独自で組み立てています。

大きな違いは

(店内展示サンプルで説明します。)

トーソー

トーソーはロールのパイプの経の前から生地が出てきます。窓との隙間が大きくあきます。
2つのパイプの径は斜めになっていて、上部の高さは小ぶりですっきりしています。
ヘッドレールの高さは79ミリ)

タチカワ

タチカワは生地はパイプの径の後ろからでます。これが一般的で窓側や壁との隙間はあまりありません。
2つのパイプはタテに並んでいまして、ヘッドの部分が大きいのです
(ヘッドレールの高さは122ミリ)

あと、違いは製作寸法はタチカワは最大幅2300ミリまでできるのに対して、トーソーは2000ミリまで。高さはタチカワは2500ミリまでに対してトーソーは2400ミリまでです。

生地に関しては、タチカワは色の組み合わせができます。色柄は3シリーズ14柄です。トーソーは4シリーズで19柄で10月1日よりさらに増えます。

当店の女性スタッフにビジックとデュオレはどちらをすすめているのかを尋ねたら「色」を重視してお客様と相談してすすめているとのことでした。

私はメカニック的なことから入ることが多いです。

それぞれ長所短所があり、それぞれに応じてすすめます。

一番メカ的にすっきりしているのは、トーソーが一番最初に出してビジックライトです。
この商品は好きです。

問題点は、メカと生地との隙間が両方で40ミリあきます。窓枠内付けの時は事前の説明が必要です。それとヘッド部分にカバーはなく露出です。

この商品のオススメはカーテンボックスのある窓に取り付ける時です。

タチカワのデュオレは、生地がパイプの後ろからおりますので、窓(壁)との隙間はあまりあかなくていいです。

ヘッド部分が122ミリあり大きいのがあまり好きではありません。
外付け(壁付け)して、ヘッド部分が開口部にかからないように120㎜程上にとり付けることができるならば、これがベストです。

トーソーのビジックデコラは、生地がパイプの前から出てくるのは最大の欠点です。でもこれを活かす事もできまして、窓内付けで下にくるくる回すジャロジー窓(ルーバー窓)には最適です。外付けには向かないです。

 

 

 

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