芯地

こだわりの縫製【7】芯地の部分は糸を表にださない

先日、大阪・道頓堀にある「かに道楽」に行きました。

 

大阪人ならば、ほとんどの人が知っている創業70年以上のカニ料理専門店です。

 

と~れとれピ~チピチかに料理♪♪

 

このCMソングは有名で、作曲はなにわのモーツアルトのキダタロー氏で、歌は

デュークエイセスで、普段でも思わず口づさんんでしまいそうな曲です。

私は、大阪に30年以上住んでいるのですが、行ったのは初めてでした。

初めは爪をたって怒っていましたが、「かんにんなぁ」と言って最後は

指握手をしました。

かに道楽

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さて、本題です。

 

こだわりの縫製の7回目です。

当店の縫製では、芯地の部分は糸が表から見えないように、裏側で芯地と生地を

縫いつけています。

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糸目を表に出さない ↓

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芯地に下をミシンでたたく方法 ↓

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芯地の上をミシンでたたく方法 ↓

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加工所によっていろんなやり方がありますが、糸目はできるだけ表に

出ない方がきれいだと思っています。

 

参考ブログ

実は芯地にもこだわっていまして、形態安定加工をするとヒダの谷は、

自然と窓側に折れる特別いいものを使っています。

 

 

 

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縫製のこだわり(2)

  2月17日は28年目の創業記念日。 
 
28
年前のこの日は、当時の事務所近くの大坂城の梅が咲き始めていました。

「遅かりし花にも咲くときがある。」と思って、
 
ちゃう。 
 
これは婚約した時の案内文で、創業以来、ロシアの格言である

「ゆっくり歩けば遠くに行ける。」を信条にしてやってきました。

事業は大きくはできませんでしたが、楽しく仕事をしています。
 
こんな日に、西日本室内装飾厚生年金基金の解散に向けての説明会に行ってきました。 

個人の「年金問題」は自分の老後は自分で面倒をみなければと思っているので

あまり興味がなかったのですが、社員のことは事業主の責任で年金基金にも入っていました。

それが、資金不足が社会問題となり、法も改正され、すべての厚生年金基金が

解散されることになり、事業主は不足分を拠出しなければならないのです。 
  
誰の責任なんですか?

国に騙されたで終わっていいんですか? 

社員は余分にもらえるのが無くなっただけで、損はないのですが、零細企業である

私ども事業主の負担は大きいのです。

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 さて、本題です。

 

先月、縫製加工所に行ってきましたので、当店の縫製のこだわりを紹介しています。

前回の続き です。

カーテンの芯の部分です。

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今は、ほとんどのところがコンピューターで自動制御されるミシンを使って

おられます。これが主流ですが、巾継ぎ位置とヒダ山の関係できれいにもってくる

ためにあえて手動でされているところもあります。

当店の加工所は併用してます。

DSC03809 DSC03808

私がこの商売を始めた28年前はこのヒダ取りミシンを使っていた加工所は

少なかったのです。

当時、ムーラントータリアさんが、このミシンの特許を持っておられ、天王寺の

稲垣ミシンが製造されていました。(その後、特許がきれて広くつかわれる

ようになりました。)

このミシンを導入されていた加工所はレベルの高い縫製をしていました。

創業をして7年目の時に事業を拡大するにあたって、カーテン屋にとってきれいな

縫製のできる加工所を見つけることが大きな課題でした。

そこで、このミシンを持っておられるところは、きっといい縫製をされているに

違いないと思って、電話帳で稲垣ミシンさんを調べて訪ねて行き、いきなり

御社のミシンを使っておられる加工所を紹介してほしいといいました。

 

あの頃は若かった〜

 

そこで紹介をしてもらったのが大分県の加工所で、21年のお付き合いになって

います。

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 当店の縫製加工は芯地の部分は表側にミシンの糸目がでないようにしています。

これもいろんな考え方があって、これが「絶対いい」と言わない方も

おられますが、私は糸はできるだけ表に見えない方がきれいと考えています。

フックは縫込みアジャスターフックを標準としています。

ヒダ山がきれいになるためです。

ヒダが開かないように留めるのをカン止めといいますが、これも2点で留めた方が

いいというところもあります。

フィスバや川島織物セルコンは2点留めです。

2点で留めるとヒダがまっすぐにならなくて少しうねるので私は好きではないのです。

 

他社の縫製では芯地の下の部分をミシンで縫っているところも多いです。

これもそれぞれの考え方があると思います。

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芯地にもこだわっていまして、当店の加工所でも当店だけ別の高いものを

使っていまして、簡易型の形態安定加工をすればひじょうにヒダ山がきれいに

なるものを使っています。

裾は2本糸の掬い縫い(すくいぬい)です。

掬い縫いとは、スカートやスラックスの裾の折返し部分のように

が表にでないようにすくうように縫うやり方です。

普通、1本の糸でするのですが、これだと1か所切れると全部抜けてしまって

弱いのでカーテンでは2本糸ですくっています。

フィスバの縫製はそうなっています。

この2本糸の掬い縫いミシンをもっている加工所も少ないのです。

聞くところによると需要が少なくて、もう製造されていないようです。

 

 どうでもいいが動画です。

2本糸の掬い縫い自走式ミシン

 

 

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黒いレース

 

黒いレースを取り付けた時にこまるのが芯地です。芯地は上部のヒダをつまむところで、一般的には乳白色のような白っぽい色がほとんどです。

メーカーによってはカラーの芯地も使っているようですが、私どもはあまり持ち合わせていません。白っぽい色の芯地だと表からみると黒のレースを使っても芯地の部分が白く見えるのです。

今回は芯地の部分を共生地で三重にしました。

上の写真はフラット芯地の裏側です。表からみると

白っぽいの気にならなくなります。

 

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