最近の修理物件(10)の続きです。
一番修理依頼が多いのがシェード類です。
しかし、シェードの場合は部品を用意していって現場で交換すれば
ほとんど解決します。
シェードのトップメーカーのトーソーのホームページはオンライン
ショップで部品のみの販売もしており、エンドユーザーの方でも
取り替えることができるものもあります。(メーカーの説明ページ)
32)トーソーのコード式のシェードが止まらない
今は廃番になっているトーソーのパティナというコード式のシェードの
ストッパーに問題があって止まらないというのがあります。
10年ぐらい前の商品で、インテリア業界では大きな問題になっており、
私はインテリア業界のTPP問題といっています。
トーソーパティナぴったり止まらない。
エンドユーザーもブログに自分で修理した話を書かれています。
そのタイトルが
「カーテン界のTPP問題に挑む! ローマンシェードカーテン不具合対策」
以前は当店での販売では、トーソーメカを使っていなかったので、当店の
お客さまではこの問題は発生していないのですが、圧倒的シェアがありますので、
住宅メーカーや他店で購入されたものでは、トーソーが多くて、
当店でも部品を箱単位購入して在庫しています。
部品が1個700円(税別)で修理代が12000円(税別)
33)シェードのコードガイド割れ
お客様は7年前にオーダーカーテン低価格均一ショップ(インテリア業界で
いう1万円ショップ【万均ショップ】で購入されたシェードが
斜めになるとのことで伺ったところ、ツインコード式のコードガイドが
割れていました。
(画像はクリックすると別のページに飛びまして、そこでクリックすると
拡大します。)
このメカは使ったこともないし、みたこともないので、お客様に
購入店にきいてもらったところ、廃番になっていて部品はないとのこと
でした。
この部品がないと全部取り替えしなければならず、どうにか代用できるものは
ないかと思ったところ、使われているブラケットに覚えがあり、タチカワ
だろうと思いました。
タチカワに写真を送っても古いものははっきりわからないというのですが、
今のものを取り寄せると互換性があり無事交換できました。
いろんなところに歪がでていて、クリーニングも請けて縫製の修理も
させていただき、新品同様によみがえられました。
シェードの修理は、当店にクリーニングとともに依頼されると
安くなります。
別の窓では、上がりきって降りないというのがありました。
これも、どこのメカかはわかりませんでしたが、ストッパーを
外してほこりをとると、動くようになりました。
34)シェードの樹脂製のコードガイドが擦り切れでコードがはずれる。
シェードのストッパーの部分ですが、コードとの摩擦で樹脂が
削れて割れています。
これはどこのメーカーかわかりませんでしたが、購入店から思うと
中国製だと思います。
安いのには、それなりの理由があるのです。
購入時はわかりませんが、何年か経つと壊れます。
同じものが2台あったので、右と左のストッパーを入れ替えました。
クリーニングも依頼を請けましたので、これは他店購入分ですがサービスで
させていただきました。
35)ヨコタのコード式のシェードのメカが止まらない
お客様からサンゲツのシェードが止まらないから修理できますかと
メールがきました。
お客様はミドリ電化にあったカーテン専門店で購入されたのですが、
その店はもうなくて、近くの業者にみてもらってもどこの
商品かわからないとのことで、インターネットで探して当店に行きつき
ました。
サンゲツのシェードと書いてあったので、トーソーかと思ったのですが、
念のため、ストッパーの部分の画像を送ってもらったらヨコタでした。
ヨコタは数年前になくなったのですが、部品は当店の加工所に
ありましたので、それを取り寄せて現場で1回で交換できました。
修理代15000円(税別)と部品代。
お客様は気に入っておられるレースで、部品交換で修理できなかったら
全部取り替えなければならないかと諦めておられたので、たいへん喜んで
頂きました。
こういうブログを書くと、けっこう全国から問い合わせがありまして、
遠くから修理に来られますかとメールがきます。
当店は、小さな商いで支店もありませんので、動ける範囲の営業テリトリーで
しか承っていません。
現場主義で、必ず現場に行くことを基本としています。
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