先週半ばからネット上で話題になっていることとして、
「割れたiPhoneのディスプレイは、オロナインを塗ったら直る」ということです。
2月24日にあるツイッターユーザーが
「オロナイン軟膏に治せない傷はないよ。オロナインのオロナイウムと
ゴリラガラスのゴリラ粒子が反応して一晩で直るんだよ。」とつぶやき、
その実験をしている写真まで載せているのです。
もちろん、事実でないネタですが、けっこう信じている人も多いようで、
29日16時までに64000件のリツイートがあり、52000件の「いいね!」が
あったそうです。
私はこういうユーモアが大好きで、1か月後だったらエイプリルフールネタとして
拡散したと思います。
ツイッターユーザーも、あとで「例えスマホの画面が大破しても、悲しむどころか
ちゃんとネタとして扱う」とつぶやいておられましたが、
スマホ画面が大破して困っている人が多いのか、ユーモアが通じない
人もけっこうおられるのです。
さて、本題です。
先日のブログで「綿、レーヨンや麻の生地の裏地はポリエステル 」
と書きました。
フジエテキスタイルの仕様をパクリまして、当店でも縫製サンプルを
つくりました。
その後、営業に来たファブリックのメーカーの営業に、「綿とか麻の
生地の裏地は何を使うのですか」と聞くと、皆「綿です。」と
言われました。
「遮光の裏地を使う時はどうするのですか」と聞くと、
「その場合は、ポリエステルしかないのでポリですね。と言われます。
私は、「裏地はポリエステルでいいじゃない派」なんですが、カーテン業界では
ひじょうにマイナーです。
それが、先日のフジエテキスタイルの展示会で、表が麻などの天然素材を
使っても裏地はポリエステルを提案をしていました。
やっと、我が意を得た思いです。
ほとんどの人が、綿、麻の表地に対して裏地にポリエステルを使わないかと
いうと表地はよく縮む素材に対して、ポリエステルはあまり縮まないためです。
そこでフジエテキスタイルは、上部の芯地のところだけ一体型縫製に
して、耳と裾は縫い合わさない仕様でやっています。
当店でも、この仕様を今後提案していきたいと思っています。
裏地付きの店内展示サンプルです。
綿93%麻7%の商品です。裏地はポリエステルです。
上部の芯地だけが一体縫製にしています。
サンプルを作ってまだまだ改良の余地があることがわかり、実際に販売
するときはもう少し仕様を変えます。
この呼称をなんとするか?
名前をつけないとエンドユーザーに浸透しないのです。
フジエテキスタイルも特に名前をつけていないようなんです。
一般名詞的に言えば、「上部のみ一体型裏地」となるのでしょうか
琴奨菊のルーティンの名前を決める時に、日本記者クラブでの会見の席上で
「琴バウアー」がいいか「菊バウアー」がいいかをロイター通信の
女性記者に決めてもらって「琴バウアー」になりました。
このやり方はネタを提供してうまいなと思っていました。
それで、私も社内の女性スタッフに「パタパタ裏地」と「ヒラヒラ裏地」と
どちらがいいかを聞きました。
その結果、この裏地縫製を「ヒラヒラ裏地縫製(上部一体型裏地縫製)」と
名付けました。
商標登録はしませんので、業界の関係者の皆様は自由に使って
いただき、エンドユーザーに広めていってください。
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