今日も終日現場実測に走り回っていました。
来月引渡しの梅田にある高層マンションのお客様もたくさん見えており、本日は内覧の最終検査日でお客様と一緒に実測に行きました。こちらのマンションは33階建てで、写真のようなアールの長さ9.6mのフィックスの窓が1フロア4戸あります。
このマンションのモデルは同じ間取りでつくられていますが、別の建物にあります。そこには、このアールの窓にたて型ブラインド(バーチカルブラインド)が取り付けてあります。商品はクリエーションバウマンでレール部分はサイレントグリスが使われています。たて型ブラインドでこのアールを2分割の長さで出来るのはサイレントグリスのメカしかなく、どこのメーカーに発注してもサイレントグリスのメカが使われます。
モデルにたて型ブラインドが使われている関係で、このマンションにご入居されるお客様もたて型ブラインドを付けたい方が多く、当店でもとりあえず3件その要望を受けています。
問題は搬入で、全体カーブのため、細かく分割すると操作コードが途中にきてあまりきれいでないため、2分割して操作をサイドにもってくるのがきれいな納め方で、そうなると4m80㎝のレールがマンションの高層階に搬入できるかという問題が生じるのです。
今までも何度も高層階に階段で搬入したことがあるので、階段にその巾があれば問題ないのです。今まで4mのプレーンシェードを担いで38階まで階段で登ったことがあります。
このマンションの階段をチェックしたところ、階段は問題はないのですが、階段から各階のフロアに入るところがクランクになっていて、そこで長いものをまわし切れないことがわかりました。そのため、この商品は搬入することができないのです。戸建住宅なんかではベランダから搬入することができますが、マンションでは室内の廊下が曲がっていて、長いものは玄関からもベランダからも搬入できないこともあります。
マンションディベロッパーのオプション販売業者はこのことをわかっており、モデルで使っている以上この商品はできませんとはいかないため、販売会で受注した3件は6月にすでに工事用の外部エレベーターを使ってレールだけ納品していたようです。
当店ではこのような窓では7月11日「今、売れてます(3)」7月4日「タックアップカーテン」で書きましたタックアップカーテン(←当店ではこのように呼んでいますが、インテリア業界で通じる名称ではありません)を提案しています。
当店独自の考案でたいへんリーズナブル価格になっています。