カーテンクリーニングトラブル

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当店はカーテンクリーニングをやっています。

当初は当店で販売したカーテンのアフターフォローということで、

購入していただいたリピーター様へのダイレクトメールに

「当店で販売したカーテンは元気ですか~カーテンクリーニングしませんか~」

という内容を必ずお送りしています。

 

「カーテンクリーニングをやっています。」とホームページに載せると

他店で購入されたカーテンの依頼も多くなりました。

 

今回は他店購入分のプレーンシェード・ツインタイプのドレープ、レースを

クリーニングをしたところドレープのプリント柄が消えてしまいました。

生地はセルコン(現川島織物セルコン)のSJ6124というモンステラ柄で

ポリエステルの生地にプリントしてありました。

12年前にマンションの事業主からオプション販売会で購入されたそうです。

 

洗う前の商品の写真はありません。

まさか色がとぶとは思っていませんでした。

洗って色が消えてしまった写真です。

モンステラの鮮やかなグリーンがプリントされていた生地です。

 

川島織物とセルコンが合併した後の販売で、川島織物セルコン縫製の

メンテナンスシールが残っていたので追跡できました。

水洗いOKで、メーカーに調べてもらうと耐光堅牢度4級でした。

耐光堅牢度は1級から7級まであり、4級はカーテンにしても耐えられる

レベルです。

いつもは糸の劣化により裂けないかは気にしておりますが、色がとぶことは

まったく考えていませんでした。

 

なってしまったことは仕方がないし、仕事を請けた以上責任が発生します。

 

クリーニング業界では、こうしたトラブルがよくあるようで、業界で

細かい規定が定められています。(クリーニング事故賠償基準

 

カーテンの場合は平均使用年数は3年として計算して、購入時から

使用期間が72か月以上にあたり、この場合、購入時から経過期間に

相応して常識的に使用したと認められる(B級)と判断されるのです。

そうなると、補償割合は、購入金額の7%になります。

 

2台ありまして、2台で15万円ぐらいだと考えられます。

でも、メカ部分はそのまま使えますし、レースはきれいにクリーニング

させていただきました。

ドレープの生地のみ補償すればいいことになり、その7%となると

ほんのわずかな金額です。

 

なんですが、

 

こちらもいい勉強をさせていただいたので、お客様には少しだけ

負担していただき、好みの生地を選んでいただいてドレープの生地のみ

新しく作り直しました。

 

生地は五洋インテックスのSP203-01(アイビーガーデン)

 

カーテン屋だからできる技です。

 

街のクリーニング屋ならばここまではできないかもしれません。

カーテンのクリーニングは購入したお店に依頼するのが一番です。

購入したお店ならば、販売したときのデータを持っています。

12年も経っていると、メーカーも保証はしてくれないです。

メンテナンスもしっかりしているお店でカーテンをご購入されることを

おススメします。

 

 

プリント生地は、日光のよく当たるところで長く使っていると

間違いなく、色が薄くなってきます。

 

10年以上も洗わずにいて、急に刺激を与えるがごとく洗濯をすると

色がとびます。

 

マメに洗うことをおススメします。

また、プリント生地にはポリエステルの裏地をつけるのがおススメです。

 

 

今日も大阪市内の他店で購入されたお客様のカーテンのクリーニングの

引き取りに行ってきました。

大きなお家で10窓でクリーニング代が16万円でした。

カーテンクリーニングが他店購入のものもやっていますが、大阪近辺で

引き取りに行って納品できる範囲でしかお請けしておりません。

遠方からの依頼も多いのですが、当店で販売した商品以外はお断り

させていただいています。

 

 

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