先日納品したプレーンシェードの裏地付きに汚れがありました。
生地は輸入のパサヤの商品で縫製はトーソーです。
当店ではメーカーに縫製を依頼することは少ないのですが、昨年から
トーソーのシェードのマイメード(生地をこちらから支給して縫製込みで
シェードをつくる)の裏地付きの仕様は針穴を表に出さない縫製に
なったので初めて試しに注文をしました。
これは川島織物セルコンがブックメーカーでは最初に始めたので、
私はシェードの裏地付きのカワセル方式と呼んでいます。
当店ではリングを手縫いするやり方ではハリ穴(ピンホール)を
表に出さないやり方をしています。
当店ではシェードの無双縫製と呼んでいます。
上はトーソーの縫製
トーソーの縫製も初めてしましたが、縫製のやり方や使っている資材を
みてたいへん勉強になりました。
商品は輸入品で納期がかかり、縫製もトーソーの特殊縫製で納期がかかるのです。
トーソーの出荷もノーチェックで、どこでついた汚れかもわからないので
お客様の了解を得て、落ちなければ作り直すことを条件に
当店のクリーニング工場で洗うことにさせていただきました。
この商品は綿が53%でポリエステル47%のため、水洗いをすると
縮むのです。
そのため、ドライクリーニングしかできないのです。
おそらく生地の製造工程か出荷時についたものだと思われます。
たぶん、油性系の汚れと思われたので、私がすぐにアルカリ性の花王のマジックリン
ハンディタイプで下処理をしてクリーニング工場でドライ用洗剤で
ブラッシングをして、ドライクリーニングしました。
そしたらきれいに落ちます。
お客様も喜んでいただけました。
インテリア業界は、メーカー・仕入れ先におんぶにだっこでなんでもかんでも
メーカー・仕入先に振る傾向がありますが、当店は自分たちの
向学のためいろんなことを試みることをよくやります。
そのおかげで商品知識も豊富です。
今日の話は役にたちましたか?
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