引っ越しをしたときに、以前使っていたカーテンをリフォームして使いたいと
思ってもなかなかうまくいかないことがよくあると思います。
幅はそのままで、丈だけを直すというのは比較的簡単と思われがちですが、
ここ15年ぐらい前以内に購入されたカーテンは形態安定加工や形状記憶加工が
されていて、単なる丈直しも難しいのです。
また、他店で購入されたカーテンのリフォームはしないお店も多いのです。
当店でも、当店でお買い上げいただいたカーテンのみ丈・幅の直しをさせて
いただいています。
プレーンシェードのリフォームはリング付きテープの位置を変えたりしなければ
ならず、かえって高くつくのでほとんどしません。
短い丈のものを長くするということも難しいのですが、今日はそんなことをした事例の
紹介です。
6年前に当店でご購入いただいたフィスバのレースが気にいっていただいていて
それを新居でも使いたいとの相談を受けました。
6年前のレースはフィスバのシルエット14312-207で、その時の製作サイズが
1.5倍使いの2つ山で巾416cm×丈192.5cmの両開きだったのです。
今回のご新居では巾165cm×丈215cmと巾200cm×丈106cmの2窓をおつくり
しなければならないのです。
元々の商品は両開きなので、片開208cm×丈が192.5cmが2枚あり、幅は
問題ないのですが、1窓の丈が短くて足らないのです。
そこで、考えたのが1窓分は丈が余るので、その丈を盗んでもう一つの
方に丈を足すという方法です。
それを当店では盗人猛々しい をもじって
盗んで 丈足すしぃ~ と呼んでいます。
このフィスバのシルエットは300幅の横使い生地で、素材はレーヨン66%
ポリエステル34%で分繊糸という細い糸でできていてクリーニングにも
気を遣う商品なんです。
カーテンをリフォームする場合は必ず洗わなければなりません。
ほこりをかぶっているとミシンがやられてしまうのです。
当店はカーテンクリーニングもしておりますので、ドライクリーニングで
お客様もびっくりされるぐらいきれいになりました。
大きい窓は丈215cm
小さい窓のレースの丈は106cm
大きい窓のレースは胴つなぎしています。
リピートを合わせることができなかったのでリボンをかぶせています
この商品は手で開閉すると生地を傷めやすいので、タッセルから
カーテンバトンタッセルを作って取り付けています。(以前お買い上げ
いただいた分です。)
小さい方の窓のドレープは当店で以前お買い上げいただいた
フィスバのパーティインザス14338-801のフラットドレープ裏地付きを
そのまま使っています。
今日の話は役にたちましたか?
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