ホテルのカーテン(2)【部屋の遮光カーテン】

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前回の続きです。

今年のお正月は「ステイホテル」で部屋で巣ごもりして「愛の不時着」を

全16話20時間ぐらいずっと観ていました。

ホテルの部屋のカーテンについてです。

最近のの日本のホテルのカーテンはシンプルなものばかりで「映え」するような

ものはないです。

ホテルのカーテンで一番重要なことは「遮光」で安眠を妨げないように

することだと思います。

そのために、完全遮光の裏地をつけたり、レールを交叉させて光がもれ

ないように工夫されています。

カーテンの向こうがお風呂で温泉が四六時中でています。

 

手前の厚手用のカーテン(ドレープ)のレールは交叉して、閉めた時に

カーテンが重なって光がもれないようにします。

これは一般のカーテンでもやりますが、カーテンボックスに取り付ける

時はボックスの幅が20㎝ぐらいは必要です。

交叉レールは基本的には右が前にきます。

 

「左前」とは運が悪くなるとか、経済が傾くという意味にも使う為です。

でも、ベッドの頭の位置と窓の位置関係で、右を前にすると隙間からの

光が目に差込み場合もあり、その場合は左前になっているところも

あります。

大阪の帝国ホテルの一部の部屋はそうなっていました。

 

裏地付きで、裏地は完全遮光の1級が多いです。

ポリウレタン樹脂ラミネート裏地で、生地からは光は漏れません

 

 

話が少しそれます。。

ここで思い出すのが年末に日本経済新聞の土曜日版のNIKKEI プラス1

に載っていた記事です。

画像をクリックすると拡大して読めます。

 

カーテン・ブラインドのお手入れの方法について書かれていて、

今までカーテンのお手入れについて書かれていた記事の中では

一番まともだと思います。

 

記事の中でサンゲツヴォーヌの小上さんが

「遮光機能のある裏地を縫い付けた生地なども洗えないものが多い。」と

言っておられます。

 

まさにこのポリウレタン樹脂の裏地なんです。

 

サンゲツのコントラクトにカタログの載っています。

クリックすると拡大します。

この生地は水洗いはOKですが、ドライクリーニングはダメに

なっています。

表の生地が綿やレーヨンが入っていて、水洗いがダメで

ドライクリーニングならOKという生地に、この裏地が

ついているとまったく洗うことができないのです。

 

こういうケースは一般家庭のカーテンでもよくあるケースなんです。

 

私どもはカーテンクリーニングもやっていますので経験があるのですが、

表地に綿の入った生地でドライクリーニングをしたら、この

ポリウレタン裏地が溶けたような感じになったことがあります。

 

でも、サンゲツのカタログに載っているポリウレタン樹脂の裏地は

ドライクリーニングはダメとなっているのですが、他社のカタログに

載っているポリウレタン樹脂の裏地はすべてドライクリーニングが

OKになっています。

 

なぜなのか、よくわからないのです。

今、メーカーに確認中です。

 

完全遮光のポリウレタン裏地をつけたカーテンは、購入前に

洗えるかどうか確認されることをおススメします。

 

 

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