6月23日はサンゲツの株主総会で名古屋本社に行ってきました。
私が社会に出て5年間在籍していた会社でもあり、株主として再び来られたことに
望外の喜びを感じています。
実はその日が60才の誕生日でもあり、もしサラリーマンを続けていて、取締役になって
いなかったらその日が定年退職日かと思うと僥倖の巡り合わせです。
35年前に在籍していた時に、本社食堂の壁に名前を記していたのが今でもあったのは
人生の醍醐味でした。
余談ですが、これは藤井四段が中学3年生にしては語彙力がすごいと言われていて、
藤井四段が今までのインタビューで使った「望外」「僥倖」「醍醐味」を掛けて
書いたものです。
これをFacebookにアップしたら、「小嶋さんの言葉遊びのセンスはすばらしい」と
コメントをいただきました。
「なんだ、言葉のセンスじゃなくて、言葉遊びのセンスか?!」
いや~小嶋じょうだん です。
サンゲツの株主総会は、過去最高の売り上げ・利益で絶好調で株主に対しても
手厚く株主還元をしているため、粛々と終わりました。
食堂の壁に35年前に名前を書いたのを見せてもらいました。
「先駆の歩みに、はせつどう われら」
(画像はクリックすると別のページに飛びまして、もう一度クリックすると
拡大します。)
昭和57年の入社2年目の時に新社屋ができまして、当時の社員全員が紙に
名前を書いたものを焼き付けされたものです。
昭和61年に退職して以来初めてみました。
当時のことをいろいろと思い出しました。
在籍時は、社員は社内のエレベーターに乗るなと言われていました。
電気代がもったいないからなんですが、初めて社会人教育を受けたのが
サンゲツだったのでそれが社会の常識で普通だと思っていました。
他の会社の人が社内のエレベーターに乗っているのをみてびっくりしたものです。
今回は、株主としてサンゲツにきましたので、エレベーターに乗れたことが
うれしかったのです。
乗ると案内の女性がいまして、6階の会場のボタンを押してくれるのです。
当時は、セブンイレブンと言われていて過酷な労働条件でした。
セブンイレブンは交代勤務ですが、サンゲツは交代なしの勤務でした。
今でいうならば「ブラック企業」というのでしょうが、私は
「黒字企業」とよんでいました。
ボーナスどか~ん、
決算手当どか~ん
帰省手当どか~ん
役員の持ち株を無償提供していただいて、こちらが贈与税を払ったりで、
給料以外にいっぱい手当をいただいたので私にとってはとてもいい会社でした。
こうして独立して30年間やってこられたのもサンゲツに在籍していたおかげだと
感謝していますし、誇りに思っています。
元同僚に会ったので、今日が還暦の誕生日だったので来たという話をしていたら
後日「60th」と書いてあって名前入りの赤色の多機能ボールペンを
担当営業員が届けてくれました。
この営業員はこういうセンスはなかなかいいのです。
さすがサンゲツです。
さて、本題です。
サンゲツが7月25日に新作カーテン「ストリングス」をだしますので
その新作発表会があり、行ってきました。
「ストリングス」というのは、インテリア業界では「そうめんカーテン」のことを
言いますが、サンゲツの説明によれば、
意味は 糸 弦 一連 一続き
一本に糸から始まる、空間づくり。
想いを紡ぎ、くらしを彩るファブリックコレクションということです。
商品的には、時代にうまくマッチしていて、他社の売れている商品を
よく研究して似たものを取り入れていてひじょうによくできていると思います。
企画担当者からの商品説明があり、的確でコーディネートポイントなども
うまく説明されていましたが、説明のDVDをもらえば会場に行かなくてもわかる
内容でちょっとつまらなかったです。
わざわざ会場に行っているのだから、現場でしか聞けない「企画秘話」を
教えてほしいものです。
いわゆる「ブログネタ」とフォトジェニックな展示です。
今回は事前準備が早くからされているようで、発売日には、QRコードから
スマホで簡単にアクセスできる専用サイトも準備されているようだし、
たぶん、販売店やインテリアコーディネータ向けには、見本帳説明の
DVDも用意されていると思うのです。
これもDVDを最後までみたら、最後にアンケートと景品プレゼントの
URLが書かれていて、これもネットで応募できるぐらいのことは考えて
いることでしょう。
こういうのが今時ですし、営業員というフィルターを通さずに生の声を収集
できるのです。
景品はサンゲツオリジナルコーヒーがいいと思います。
サンゲツがオリジナルコーヒーを作っていたとは知らなかったのですが、
株主総会でいただいたもので、これがエチオピアとグァテマラ産でけっこう
おいしいのです。
ドリッパー方式になっていて、サンゲツ独自の円すい型ドリップなのですが、
これは豆がこぼれやすいという難点はありますがなかなかいけます。
これをDVDを最後までみたらあたる景品にしたら、たぶんみんなサンゲツ
カーテン説明用のDVDをみて、その良さを知って売れるんじゃないかと思います。