PASAYAの遮熱レースを実験する

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タイのファブリックメーカーで、ヨーロッパでも評価されているPASAYAが

夏も終わりかけたこの時期に遮熱レースを新発売しました。

メーカーから遮熱の仕組みと組成を聞くと、これは遮熱度が高くて、その割に透け感があり、

防炎品で、横使いでシームレスでひじょうにクオリティの高い遮熱レースだと

思いました。

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しかし、輸入品で遮熱のデータがなく、実証できるものが必要なため、

ペンションの客室2部屋を借りて、自分で実験をしました。

 

ペンションは姉夫婦が経営しています「小さなホテル奈良倶楽部」です。

姉のご主人はプラント輸出の会社でサラリーマンをされていましたが、海外勤務の後、

奈良の地でペンションを経営されることになりました。

独立は私より1年遅く、今年創業28年だと思います。

当時、親戚の間では、私とどちらが早くつぶれるかなといわれていたのですが、

両方ともしぶとく商売を続けております。

姉は奈良に関する情報をブログでいっぱい発信しており、私どもはブログ姉弟(きょうだい)とも

いわれています。

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 実験は西向きのだいたい同じような大きさの窓の部屋を2室借りて

14時から16時半までの間、1つの部屋にはPASAYAの遮熱レース、

もう一つの部屋には普通のレースを吊りこみ、時間とともに温度の変化をみました。

下は205号室で遮熱レースを吊りこみました。

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下は204号室で普通のレースです。

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下の写真の右と真ん中の2つのタニタの温度計をつかいました。

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13時58分の時点で温度が28,4℃ 湿度56%です。

右と真ん中は同じなのですが、左の温度計は0.2℃低い28.2℃になっています。

下の写真はPASAYAの遮熱レース

遮熱レースの割にかなりの透け感があります。

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14時27分で33.1℃

 

下の写真は普通のレース

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14時28分で 34.3℃

真西向きで、時間とともに直射日光がガンガン入ってきてだんだん暑くなっていくのです。

30分の時点で、遮熱レースと普通のレースとの差は1.2℃あります。

そして最終的に

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遮熱レースは16時29分の時点で33.8℃

 

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普通レースの方は16時29分の時点で35.8℃になりました。

ほぼ同じ大きさの窓と部屋で隣どうしでの実験で、2℃の差がでました。

お金をかけていない素人の実験で、精度はよくないですが、部屋を移動したら

明らかに暑さが違うのです。

姉が部屋に来て、「暑さがぜんぜん違うな、このレースをそのままおいていって。」と

言ってましたので、体感的には遮熱効果の良さは自信を持っていえます。

なぜ、これだけ遮熱性が高いかということは説明を受ければ納得できましたが、

メーカーの企業秘密的なこともありましてブログには書かないでほしいと言われています。

お客様にはきちっと説明はできます。

1)遮熱効果が他社品に比べて大きいです。

2)遮熱レースの割に透け感があり、室内から外もよく見えます。

3)昼間は外からは中はみえません。

4)防炎品です。

5)横使いでシームレスで巾継ぎが入りません。

6)ギラギラした光沢はありません。

7)グレー色のコーティングもしていません。

8)見た目はしっかりした普通のボイルです。

 

今年の夏はひじょうに暑かっただけに、来年は春先あたりから遮熱レースを

求めるエンドユーザーが増えてくるような気がします。

東日本大震災のあとに遮熱レースブームが来ましたが、当時は「とにかく遮熱」という感じで

インテリア性がなく、閉めたら外が全く見えないというような商品もありましたし、

「遮熱」とすれば売れたのであまり効果のない遮熱レースもありました。

そのブームもいったん下火になりましたが、来年からは、また遮熱レースブームがきて

インテリア性があり、さらに効果の高い商品が人気になる予感がします。

そして、これだけ効果があると、夏と冬はレースを取り替える家が増えてくるのでは

ないかと思っています。

業界の片隅にいるものとして、これを仕掛けていきたいと思います。

 

レースは夏用、冬用の2タイプをつくって夏冬取り替えましょう。

 

 

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