今月発売されたレールのトップメーカーであるトーソー株式会社の
カーテンレールの見本帳には「カーテンを美しく吊るために」という
項目があります。
トーソーは60年以上の歴史があるカーテンレールのトップメーカーで
シェアは50%以上あると思います。
そのトーソーが今回初めてレールの取り付け位置を見本帳に具体的に記述
したもので画期的な出来事なのです。
それは、昨年インテリアファブリックス協会がインテリアのマニュアル本的な
「窓装飾プランナーBOOK」を出したためだと思います。
これを検証してみたいと思います。
画像をクリックすると別のページに飛びまして、そこで
クリックすると拡大し、そしでもう一度クリックするとさらに拡大します。
デジタルカタログはここです。
1つめのカーテンレールの長さは問題はないと思います。
2つ目のカーテンレールの高さは、こういう提案をしてくれることは
ひじょうにいいことです。
これは窓装飾プランナーBOOKに記載されている内容と同じです。
装飾レールで窓上12㎝、機能性レールで窓上10㎝がビス位置ということです。
私はもう少し上の方がきれいと思っていまして、そうしていますが
エアコンや換気口との干渉や下地の問題等があり、現場によって差異が
生じます。
これは見本帳の478ページに書かれています。
3枚めくって484ページは
「採寸するときに知っておきたいこと」として、
「カーテン上部の芯地と窓枠の関係」というのがあり、そこには
「窓枠にカーテンの芯地が(約9㎝)がかからないように、上に持ち上げてることで、
芯地・フックが透けたり、外から見た時の美しさが格段に違います」と
書かれているのです。
デジタルカタログはここ
待てよ〜
元に戻って、機能性レールのビス位置を10㎝(100㎜)アップでつけると、
ビス位置からカーテンを引っ掛けるところ(レールの輪のところ;カン)
までは45㎜あり、カーテンは窓上55㎜(実際はフックの上がカーテンの
一番上より10㎜下がっていることが多いので65㎜)になります。
窓枠上から25㎜さがることになるのです。(90㎜のの芯地の場合)
トーソーが言う窓上10㎝(100㎜)のところに機能性レールを
とりつけると、外から見た時の美しさが格段に違うように
ならないのです。
これって気のせい?
2つの異なることを通そうとするのがレールメーカー?
「だからさ、60年間数字でマニュアル化しなかったんですよ」と
聞こえてきそうな・・・・
カーテンレールの取り付けは、経験豊かな信頼のおける専門店に依頼
しましょう。
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