だんだん寒くなってきました。
この季節になると、カーテンの縫製のやり方で床ぎりぎりに作ってくださいと
いう依頼が多くなるのです。
それは、床からの冷気を防ぐためなのですが、夏も同じ状態になり、夏冬に
カーテンを取り替えるわけではないのです。
心理的影響でしょう。
確かに、冬になると室内と室外の温度差が激しくなり、空気が動いて冷たい空気は
下にいき、床とカーテンの隙間から冷たい風が入ってくるのです。
カーテンと床との隙間をできるだけなくすのは寒さ対策になります。
日本の場合は、一般的に床とカーテンの隙間は1センチぐらいにします。
引きずるとカーテンが汚れてイヤがられます。
ヨーロッパの寒い地域では、カーテンを床に垂らす吊り方が一般的です。
ローラアシュレイのカタログをみてもほとんどが床にすっています。
日本でも最近はたまに床に垂らすようにカーテンを作ってほしいというお客様が
おられます。
そんな施工例です。
生地は フィスバのスプレンディド14370 137
レースは床上がり1センチでつくっていまして五洋インテックス(インハウス)
SL09801
以前、同業者間で、この場合何センチぐらい長くするのがいいのかという
議論をネット上でやったことがあるのですが結論は出なかったのです。
お客様の好みや生地の特性もありますし、この業界は決まりごとは
ないのです。
一番の要因は日本でのこのケースの施工例がまだ少ないということでしょう。
今回の施工例写真は20㎝長くなっています。
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