タチカワが高機能ブラインド「パーフェクトシルキー」を発売します。
関東地区ではすでに先行発売しており、関西地区は9月3日となっています。
タチカワといえば、立川ブラインド工業株式会社というのが正式会社名で、文字通りブラインドがメイン商品です。そのブランド名がシルキーといいまして、40年前ぐらいはブラインドのことをシルキーという固有名詞で呼ばれていた事があります。
そのタチカワが「完璧」という「パーフェクトシルキー」という商品を発売しました。
詳しくはタチカワのホームページのニュースリリースをご覧ください。
大きな特長は穴のないスラットで、光漏れを防ぎ、新開発のラダーコード構造で遮蔽性がアップしています。それにより、省エネ性能もアップしています。
ニチベイが何年も前から出している高遮光タイプ(ヒカリスト)と同じような機能ですが、あと出しのタチカワのほうが優れています。
当店の店内にすでに展示しております。
このスラットが抜けるようになっています。
スラットに昇降コードを通す穴が空いていません。これによって光漏れが防げます。
これは、いいのですが逆に取り外しはやりにくいのです。エンドユーザーがスラットを1枚だけ交換するようなことはまずないので問題ではありません。
店内展示サンプルはツートンカラーにしています。
凸面がピンクで凹面がシルバーです。
ブラインドは凹面が表です。ヘッドレールやボトムレールも凹面の色に合わせています。
昨年4月までは、ニチベイだけが逆仕様だったのですが、今は主要3社は凹面にヘッドレールやボトムレールの色をあわせており、こちらが表になります。
パーフェクトシルキーの価格は180×180のサイズで定価が31800円(税抜き)です。
通常のシルキーは同サイズで24400円です。25%ぐらい高いのです。
そして、我々の仕入れ率も高くなりまして販売掛け率も高くなります。割引率が違います。
定価が上がって割引率も悪くなります。
しかし、同等商品である、ニチベイの高遮蔽タイプ(ヒカリスト)は同サイズの180×180で
34,400円(税抜き)です。
機能面で言えば、タチカワの方がピタッとしまる機構がついていて優れていますが、ニチベイの方が、2600円高いのです。
タチカワの定価が安いことはいいことなんですが、それによって、タチカワの他のブラインドと販売率が違うというのは販売現場では混乱するのです。
お客様との打ち合わせで、初めはシルキーで決めていて、やっぱり光が漏れない方がいいわとなったときに、パーフェクトシルキーをすすめると、
こちらは機能がアップしますので、定価が高くなりますというのは納得いただけると思います。
さらに、こっちは仕入れ率が悪くて、「あんまり値引きできませんねん」というとどうなるでしょう?
私は、パーフェクトシルキーはニチベイのヒカリストより機能面が優れていますのでニチベイと同じ定価にして、同じ仕入れ率にしても誰も納得してくれると思うのです。
ニチベイのヒカリストよりも定価が高くても説得力はある商品だと思っています。
タチカワがどうしてこういう政策をとったのかよくわかりません。
たぶん、マーケティングの失敗でしょう。
ふんばろう東北!がんばろう日本!
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メーカーとしての原価率はかわってないのでは?そうすればメーカーのみ儲けるかと。