9月6日のブログ「トーソーのツインシェードドラム式ワンチェーンタイプ」を発売を書いた後今日書く話を書こうとしたところ、トーソーよりもう少し待ってほしいと言われました。
「ツインシェードドラム式ワンチェーン』の話をどこよりも早くブログにアップしたため、全国の同業者が私のブログをみて、トーソーの各営業所に「うちにはまだか」という問い合わせがいっぱいあったとのことです。
この商品を待ち望んでいた人がそれだけいたということはいいことで、私のブログの宣伝効果があったのですが、同業者の反響があまりにも大きいので「コルト」に関してはもう少し待ってほしいといわれていて、本日やっとOKがでました。
コルトは9月6日に新発売されていて、すでにトーソーのホームページにもアップされています。
私がブログで書くほどのニュース性もなく、まだ使っていませんので商品についても詳しくはかけません。
一応、宣伝しておきます。

コルトは、タチカワのマカロン、ニチベイのポポラと同じデフレ対応商品で、低価格良質で、無地のカラーバリエーションを揃え、ロールスクリーン以外にバーチカルブラインド、プリーツスクリーン等と共通に使えるようになっています。
とにかく今までの商品より20%ぐらい安くなっていて、お互い儲からなくなっている中、各社とも力を入れているのです。
そして、各社とも内容も充実させているんです。
トーソーもまさかここまで凝るとは?
まず、今回遮光の生地を15色低価格で追加し、55色展開になりました。
2つ目としてタチカワが先行した選べるプルセットをトーソーも同じように「あめ玉」「キューブ」「ちょうちょ」を出してきました。
タチカワは1000円アップに対してトーソーは無料です。
3つ目としてはトーソーのお家芸であるレーザーカットをプラス2000円でできるようになりました。
ここで終えたら私のブログの価値がありません。ここからが真骨頂です。
業界の片隅で29年、タチカワとトーソーの戦いをみていたらひじょうにおもしろいのです。
両社はお互いにライバル心を持っていて、あまり大きな声ではいえないので小さく書きますが、交渉する時は、タチカワには「トーソーが・・・・・」、トーソーには「タチカワが・・・・・」というとメリットをだしてくれるんです。
今回の新店舗のレールの展示においても、タチカワが先にアプローチをしてきて、展示スペースの半分をタチカワのレールで飾ってほしいというのです。
私はタチカワのレールには慣れていないので、「そしたらどういうレールがいいのか提案してほしい」というと持ち帰って提案するというのです。
その話をトーソーにすると、電光石火のごとくすばらしい案をもってきて全スペース、トーソーのレールにしてほしいというのです。
タチカワも同じ日にレールの提案をもってきてくれたのですが、トーソーとは明らかに提案力に差があり、軍配はトーソーに上がりすべてのスペースはトーソーのレールにすることにしました。
これぞ、営業。
カーテンレールでは絶対に譲れないという気迫が感じられました。
トーソーは、レールでは圧倒的シェアをもっているのですが、そこにタチカワが理にかなったやり方、ランチェスターの戦略をもとに仕掛けてくるのです。
それがトーソーにとって目障りなんでしょう。
タチカワのシェアの高いブラインド、ロールにも、逆にトーソーも仕掛けてくるのですが、シェアの高いレールと同じ戦略で仕掛けようとするのですが、理にかなっていないためイマイチ影響力がないのです。
まさにトーソーの社風である紳士を通そうという感じだったのです。
それが、タチカワがレールで暴れ出したから、トーソーの心(闘争心)に火が付き、ここ2~3年はタチカワに対して闘志を燃やしています。
今までは、タチカワが他社が売れているものはすぐに真似をして同じようなものを出していたのです。
トーソーはあまり他社の真似をするようなことはなかったと思うのですが、ここにきて、よく他社の真似をするようになりました。
今回のコルトのプルセットは、まさに遊び心のある真似ーゲームです。
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