メタコのロールスクリーンを取り付けました。
20年前に新築された時にキッチンの前にメタコのロールスクリーンをとりつけられたのですが、操作コードがきれたとのことで新しいものに交換しました。
お客様は、このメタコの商品がお気に入りで今回もメタコでとおっしゃいまして調べたら、同じ商品であるデブラが継続してありました。メカのシステムも全く同じで20年間何一つ変わらないのもすごいけど、だから衰退するのかもしれません。
上の写真の左が取り外す前の20年前に取り付けたロール。
右が新品。同じ色番なんですが、20年前の分は焼けて色が変わっていました。
メタコのロールスクリーンと言っても若い方はあまりご存じないかも知れませんが、ロールスクリーンの先駆けで技術的にはいいものがあり設計関係では強いメーカーです。
10年前までは川島織物(現川島織物セルコン〉のメカは、メタコのもので、川島がメタコからニチベイ、タチカワと切り替えていったためメタコの力が弱くなっていきました。
メタコの良さは優れた技術力です。
20年前で、この現場のように巾2000mmを超えて(この現場の発注サイズは2100mm)ふつうのメカでできたのはメタコだけです。今はどこのメーカーもできるようになりました。
ギアー比は、国内主要3メーカーのロールスクリーンは操作の引っ張りと回転数が同じで、1M引っ張ると生地が1M下がります。それに対してメタコは14対1で1M引っ張ると7~8センチしか動きません。
これは、優雅なんですが今の時代ではイライラしますかね。
このギアー比のため、操作チェーンはエンドレスになっていますが、これが意外と丈夫で、この現場も20年持ちました。
メタコのロールスクリーンの発注は1ミリ単位です。
昔からメタコは好きなんですが、今はロールスクリーンに力を入れていないのが残念です。
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