今日の現場 遮熱レースをとりつけました。

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今日のブログで連続500回になります。

2008年11月23日から1日たりとも欠かすことなく「窓周りに関する情報発信」をしてきました。3日分をまとめて書いた事もありますし、1日2回投稿したこともありましたが、カレンダー的には毎日書いていることになっています。

続けるということがけっこうたいへんなんです。

あまりつまらない日常茶飯事的なことは書けないというプレッシャーがありましたが、毎日となると内容のない話も増えてきます。

最近は忙しいので、時間をかけず手抜きのブログになっていまして申し訳ございません。

2~3日おきにじっくり内容のある話を書いた方がいいのか、それとも軽くても毎日書いた方がいいのか悩んでいるのですが、これからはこれを一区切りにして休みながら書いていきます。

しばらく更新していなくても心配には及びません。

今日の現場

タワーマンションに遮熱レースをとりつけました。
商品は東リのKSA5472で、この生地は繊維に特殊セラミック微粒子(東レのアロフト)を使って、さらに光沢糸を使ってミラー効果をもたらせています。
遮熱効果は最も高いレースです。

CIMG4026

その代り、レースといえども室内側からは外はほとんど見えにくくなります。

これ、常識

レースで遮熱効果を求めれば求めるほど室内側からは外が見えなくなります。

この現場は高層階で、外から見られる心配はまったくなくレースのみの納品になっています。リビングで西面と北面に窓があり、このように2方向に窓がある場合は、どちらかの面を開けることによって明かりをとり入れることができますので、遮熱性の高いレースでも問題はありません。

一面しか窓がない時は遮熱レースを閉めると暗く感じるかもしれません。

この現場で問題になったことが1つあります。

西面が巾365センチあり、北面が巾200センチあります。本来ならばコーナーの処で割って両開きにしたかったのですが、そうすると西面の片開きが簡易型の形態安定加工ができないのです。

当店の形態安定加工はラポージュの機械を使っており、27のヒダ山しかできません。サイズでいうと325センチぐらいです。

東リのメーカー縫製(東リではソフトプリーツといいます。)では、片開き300センチとなっていました。(ユニテックパロマのものを使っておりヒダの数は26です。)

この商品はミラーレースでもあり、なにもしなければプリーツがきれいに出にくいのです。

そこで、プリーツがきれいに出ることを優先しまして、このコーナー窓を1つの窓と考えて両開きにしました。そうすると総巾565センチで両開きにすると片開きが282.5センチで形態安定加工ができるのです。

その結果
CIMG4031

この位置で割る事になりました。

事前にお客様に説明をして、コーナーのところで両開きにして形態安定加工なしと、上の写真の位置で2分割して形態安定加工付きとどちらがいいかをお尋ねしたところ、後者になりました。

私も、この生地でこの巾ならば、お客様の選択が正解だと思っています。

形態安定加工をしていますのでウエーブはきれいにでています。

当店の場合は、この簡易型の形態安定加工はリーズナブル商品を除いて無料でやっています。

片開き4Mでも本格的な形状記憶加工ならば、問題なくできます。
こちらは有料になりまして、少し金額がアップします。

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 織物研究会

 

 

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コメント

  1. 小嶋さんブログの密かなファン より:

    小嶋さんのブログを毎日楽しみにしてたので、
    明日からとっても寂しくなります~
    このブログはインテリアコーディネーターの参考書のようなもので、
    「ふむふむ、ナルホド、へ~知らなかったなぁ、
    すごい奥深くまで考えてるんだなぁ~」など、たくさん教えていただいてました
    これからも楽しみにしてますからね~
    少しずつでもいいからどうか、どうか続けてくださいね

  2. ありがとうございます。

    こういう声はとてもうれしいです。
    これからもがんばって情報発信していきますのでよろしくお願いします。

  3. 同業者 より:

    KSA5472は非防炎カーテンだと思うのですが、つまり消防法違反になります。こういう場合は顧客に委ねるのではなく、やはり法令順守された方が良いと私は思います。参考書のようにこのブログを読んでおられる人もいるのですから・・・

  4. 同業者さま、ご忠告ありがとうございます。

    東リの遮熱レースは東レのアロフトを使っており、見本帳説明会の時に「防炎」が取れなかったという説明を受けており認識してました。

    当店では、消防法8条の2と3はお客様に説明をしており、マンションのポスティングチラシでもよく説明はしています。

    その中で、お客様の判断にお任せしていますが、今後はさらに強く説明するようにします。

    ありがとうございます。

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