今日の現場 4m超の窓にプレーンシェードをとりつけました。

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3月12日 財布の日  さ(3)い(1)ふ(2)の語呂合わせ

今日の現場です。

幅415センチのプレーンシェードを取り付けました。当初は2分割して208センチのプレーンシェードを2台取り付ける予定だったのですが、まん中にサッシがなく、お客様の意向としては、ほとんど開けっ放しにして、直射日光が入ってくるときだけ少し下げたいとのことでした。

CIMG3930現状、レースはオーガンジーのものがついており、これでは直射日光を遮る事が出来ず眩しくて耐えられないとのことでした。

今回はレースのみの吊り替えで、遮熱レースのサラクールを使っています。

(写真はクリックすると拡大します。)

この現場は3つのポイントがあります。

1つめは巾4mを超えると1台のメカでは出来ない。

2つめは当初、ソフトプレーンシェードにしようとしたけどその問題点。

3つめは遮熱レースについて。

CIMG3940

それぞれについて説明します。

1つめのポイントはほとんどのメーカーのシェードはワイド4mまでしかできないのです。
それはレールの長さが運送上の問題等があり最長4mだからです。

今回の現場は窓の大きさが405センチあり、両サイド5センチずつだして415センチで製作しなければならないのです。

窓周り商品で困ったことがあれば、かつてはサイレントグリスに聞けといわれており、今はコジマに聞け・・・・ ちゃうちゃうちゃう。失礼しました。

今回はサイレントグリスのメカで、部材で購入して現場でジョイントしました。

CIMG3932CIMG3933

サイレントグリスのメカならば、シャフトやウエイトバーをジョイントするものがありますので4m超えても製作は可能です。

CIMG3934玄関から廊下を通ってリビングにメカを入れるときでも、大きいサイズの場合はいらないときがあります。そんなときでも便利なんです。

2つめのポイントはお客様の希望としては、ほとんど開けた状態が多いので上げているときにきれいになってほしいというのがありました。

そこで、当初考えたのが川島織物セルコンのスタイルに載っているソフトプレーンシェードです。

これは普通のプレーンシェードで下にウエイトバーのない分です。お客様がイメージがわからないとおっしゃいましたので、当店に展示したあるサンプルで裾のウエイトバーを抜いて重りに変えて昇降実験をしてみました。

それを動画にしました。

どうでもいいが動画です

画像のまん中の三角をクリックすると動画になります。

ゆるやかプレーンシェード1ゆるやかプレーンシェード2ゆるやかプレーンシェード3

ゆるやかプレーンシェード4ゆるやかプレーンシェード5ゆるやかプレーンシェード

実験してみたところ、川島織物セルコンがスタイル提案しているソフトプレーンシェードは、ほんの数十センチぐらいしか上げないのならばスタイルとしていいかもしれませんが、大きく上げる場合は生地が内側によってきてあまりきれいでないのです。

この場合は、当初2分割を考えていたので、真ん中も逆V字に開いてくるのです。

そのため、上げた状態で、裾の部分が少しゆるやかになるように横のリングテープの間隔を大きくして、リングのピッチを少しずつ大きくしていきました。

3つめポイントは遮熱レースです。
今回は遮熱効果の高いユニチカのサラクールを使いました。南側はシェードで日光にきついときだけ少しだけさげるという使い方で、東側に朝方だけレースを閉めて、日中はレースも開けておきたいという希望だったのです。

周りから見られて云々というような環境の家ではなく豪邸です。

事前に実際の縫製サンプルを何点かお持ちして暗さ具合を確認していただきました。

CIMG3936CIMG3937

東側に窓は2,5倍使いでサラクールを取り付けてます。(写真はクリックすると拡大します。)

取付に伺った時間が5時過ぎで直射日光の入る時間ではないですが、やはり閉めていると少し暗く感じますし、外も見えますが見えにくいのです。

遮熱効果の高いレース程、中から外がみえにくくなり暗く感じますので、事前に大きめの縫製サンプルをお店から借りて実際に取り付けて確認されることをおすすめします。

オーダーカーテンはそれなりにしますので、実際に吊るとどんな感じになるのかをよく確認されることが重要です。
安さだけを売りにしているところで買うと、縫製サンプルの貸出などをやってくれませんので失敗しますよ。

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