3月7日 サウナ健康の日
今日は現場工事は休みです。
ニチベイがポポラを3月1日から50色展開にしました。
ニチベイのポポラという商品はタチカワのマカロン、トーソーのコルトと同等のデフレ対策商品で低価格良品です。
3社とも無地の多色展開をしており、同じ生地でロールスクリーン、バーチカルブラインド(タテ型ブラインド)、プリーツスクリーンに対応しており、タチカワはさらにプレーンシェード、カーテンにも対応しています。
この3社の商品についてはまずはこちらをお読みください。
https://blog.curtainkyaku.com/52037914.html
色数に関しての比較です。
この低価格商品を一番最初に出したのはトーソーのコルトです。その時は20色でした。
そのあと、ニチベイが追随して、ポポラを出しましてその時も20色でした。
これに負けじとタチカワが昨年に30色でマカロンを出してきました。
これはいつものタチカワの戦略で、後から出して優位にたつのです。
今年になって、トーソーがタチカワを上回る40色にして2月22日に新しい見本帳を出しました。
その1週間後の3月1日にニチベイは50色の単冊のカタログを出してきました。
どうよ~
色数でしか差別化するものがないんかい?
実は、このようなメカものといわれる商品のシェアはタチカワが40%ぐらい、ニチベイが35%ぐらい、トーソーが10~15%ぐらいで、この3社の頭文字をとってNTTというのですが、このNTTで90%近いシェアがあるのです。
ですから、価格はお互い儲かるように他社よりあまり下げることはしなくてだいたい同じぐらいになっています。
価格の比較です。
この3社はお互い価格だけはよく研究しており、何百円程度しか違わないようになっています。
商品的にも、メカニック、品質、色、デザインは多少は違いはありますが大差なく、この3社ならば「大丈夫」だと思っています。
当店の場合は、商品によってすすめるメーカーは違うのですが、担当営業員によって売り上げが左右することが多いのです。
このポポラ、マカロン、コルトは今までの各社の代表的な商品に比べると見た目はそんなに変わらず、メカ機能はまったく同じで18.7%~23%ぐらい安くなっているんです。
たとえば、ロールスクリーンで比較すると、ニチベイのフェスタは同サイズで36200円です。
タチカワのライフは34200円、トーソーのアクアは34500円です。
各社とも従来の同等品に比べて20%前後の価格ダウンです。
エンドユーザーにとってはひじょうにいいことで、これも時代のニーズですが、販売する側にとっては売上減で、メーカーにとっても、問屋にとっても、われわれ小売店にとっても厳しいのです。
価格も色数も重要ですが、価格を下げずに付加価値をつけて値ごろ感を出すことも考えていただきたいものです。
たとえば、ロールスクリーンならば1ミリ単位の受注をするとか、バーチカルブラインドならばルーバーが均等ピッチになるようにピッチキープコードを変えるとかしたらどうですか?
これは、私がブログで常々訴えておりますが、3社どこともやろうとしないのです。
こうしたニーズはひじょうに高いのです。
当店ならば、少々高くてもお客様によく説明をして付加価値のあるものを勧めます。
一番最初にやったところが優位になるのです。
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