ロールスクリーンの巻きズレとすき間

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ロールスクリーの巻きズレで、「左による」というのを直しに行ってきました。

ロールは窓枠内付けで、巾430×高さ2200で製作しています。

ロールの場合は巾に対して丈が長い場合は、よく巻きズレが起こります。これは、ある程度仕方のないものだと思っていただきたく、メーカーもその場合の補修テープを製品の箱に入れてます。

ロール 001ロール 004

 

 

 

 

 

 (写真はクリックで拡大します。)

上の写真の左のように巻きあげた時にたけのこ状になることがあります。

この場合は、簡単に補修できまして、生地を一番下まで降ろしてパイプの径をむき出しにします。

たけのこ状になっている方のパイプに直接セロテープを5センチぐらいにカットして貼りつけてください。

その時点で、スクリーンを一度巻きあげてください。 前よりましになっていると思います。まだ、たけのこ状になっているならば、もう一枚重ねてセロテープを
貼ってください。修正されていくと思います。

これで大丈夫です。

この施工例をもとにエンドユーザーに伝えておきたいことがあります。

ロールスクリーンを内付けした場合、窓枠と生地のすき間がかなりあきます。

ロール 007ロール 009

これはタチカワのウオッシャブルタイプチェーン式のロールスクリーンです。

タチカワのカタログによれば

ロール巾

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 チェーンの操作側で26ミリ、反対側で13ミリ本体の巾から短くなります。

ロールスクリーンはタチカワ、ニチベイ、トーソーは1センチ単位の発注になっています。メタコだけが1ミリ単位の発注です。

この窓は内寸で435ミリあります。、そうするとロールの発注は430ミリになり、すでに5ミリすき間があきまして両端の13+26=39ミリを足すと44ミリすき間ができます。

435ミリに対して、1割すき間があく事になります。

これを事前にご理解ください。
すき間が気になるようでしたら、壁側に外付けする方法もあります。

どちらでも問題はありません。

内付けのメリットは枠内に納まりすっきりしますが、デメリットはすき間があきます。

外付けのメリットは窓より大きくつきりますので、覆いかぶすことができ、光漏れを少なくすることができます。デメリットはちょっとすっきりしないことぐらいでしょうか?

私はメーカーに対してロールスクリーンの発注は1ミリ単位でできるようしてほしいということをブログを通じて訴えています。

技術的にロールの本体と生地のすき間が小さくできないのならば、窓とロールのすき間を小さくすればいいのです。

この場合、435ミリの窓で433ミリで発注できれば、3ミリ小さくできます。
もし、この窓が439ミリならば、発注は現状430ミリしかできませんが、1ミリ単位ならば437ミリで発注できますのでその差7ミリは大きいのです。

先週だしたトーソーのロールスクリーンの新しい見本帳では1ミリ単位の発注をやるのかと期待していたのですが、従来通りの10ミリ単位でした。

あるメーカーは次の見本帳で、1ミリ単位で受注する準備をしていると聞いています。

そうなれば、1ミリ単位で発注できるメーカーを私どもはすすめますからね。

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