最近よく使われている「よろしかったでしょうか」という言葉が気になります。
言葉は時代とともに変化していき、多くの人が使うようになれば、それはそれでおかしな日本語でなくなるのですが、50代のおじさんにとっては耳障りな言葉なんです。
私は営業セールスの電話や店員さんに「それはおかしな日本語だよ」と注意するのですが、相手は「どこがおかしのかわからない」という感じなんです。
インターネットで調べると、「それはおかしくない言葉だ」と言っている人もおられます。
文章では「こんにちわ」もひじょうに気になるんです。私は「こんにちわ」撲滅委員会の会員で、正しくは「こんにちは」です。
私は、若い人には間違っていることに関してよく注意をします。仕入れ先からの電話でもよく注意をするので、仕入れ先からも煙たがられています。
「あんたに言われたくないわ」みたいなところなんでしょうが、会社の上司が部下に注意をしないから言うのです。
この度のバンクーバー五輪のスノーボードの代表の国母選手の服装の問題に関しても、どうして周りの人や、監督・コーチが事前に注意しなかったのか不思議です。本人が自己主張するのは大いに結構なことなんですが、公の場と自分のおかれている立場を考えるべきです。
我々の世代でも、髪の毛を伸ばしていたり、学生運動をしていつも汚い恰好をしているものでも、就職活動の時は、髪を切ってリクルートスタイルで企業を訪問していました。
やはり、相手に受け入れられるためです。
さて、本題です。
先月、納品したお客様から連絡があり、納品後修理に入ったサッシ屋さんがカーテンを結んでたくしあげたため、レースについたシワがとれないのでカーテンマイスターに出動依頼がありました。
そのため、スチーマーを持ってシワ取りにいってきました。
このスチーマーで、現場でカーテンを吊った状態で蒸気をあてるとシワはきれいにとれます。カーテンのシワはとれますがご婦人のシワはとれませんのであしからず。
ポリエステル素材のカーテンについたシワは吊っているだけではなかなかとれないのです。
アイロンをかけると一発できれいになりますが、搬入のためには箱に入れていかなければならないので多少のシワはつきます。
どうしてもとなると現場対応でしかできないのです。
こちらの質問箱にも以前問合せがありました。
たたみジワは吊っておくとある程度マシになりますが、折りジワはアイロンをあてないときれいにならないでしょう。
たたみジワでも、1か月ちょいかかります。
シ ワ 3 2 日
形状記憶加工や形態安定加工をしていると比較的シワにはなりにくいです。
当店では、リーズナブル商品を除いて、ポリエステル100%のものはレースでも無料で形態安定加工をしています。
私は、レースにこそ形態安定加工はすべきだと思っています。これは吊った状態でアイロン仕上げをするようなものなのです。
そして、裾の仕上げは「本縫いウエイト巻きロック」が丈夫できれいです。
(写真はクリックするとさらに拡大します。)
こちらの現場はタワーマンションの最上階でリビングは川島織物セルコンの遮熱レースFT1823のみを使っています。
遮熱レースの効果の高いものは透け感がないのですが、このレースはまだ少し室内からも外が見えまして、お客様のお話では遮熱効果が抜群で、この冬でもなにもつけていないと眩しいし暑いぐらいとの事ですが、このレースをつけると効果テキメンとのことでした。
太陽が照っていないときは、レースを開ければ眼下には緑いっぱいの公園があります。
遮熱レースは、今まで取り付けたお客様の評価としてはかなり効果があるようです。
ただし、遮熱性の高いものは、室内からも外が見えにくくなりますので事前に大きい現物の縫製サンプルを現場に取り付けて確認されることをおすすめします。
私がいう遮熱レースは単なるミラーレースではありません。ミラーレースは保温性は高くないと思います。
遮熱レースというのは、繊維の中に遮熱性の高いセラミック等の素材が入っている商品のことで、繊維名でいうと旭化成せんいのサンペイク、ユニチカのサラクール、東レのアロフト等や鈴寅のmasa加工のものをいっています。
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