縫製加工所紹介(3) レースの耳をカットする機械(動画)

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今日は1日スムーズにいかないことばかりでした。
明日からはツキがかわるでしょう。

当店でカーテンクリーニングは2回させていただいたのですが、カーテンは低価格均一ショップ、いわゆる業界で1万円ショップというところで買われたお客様がおられます。

1万円ショップといっても、すべて1万円ではなく巾200×丈240センチぐらいまでならば1万円というお店です。この1万円ショップでも、税込1万円のところと、税別1万円で10500円の2タイプがあります。

税込1万円のところはちょうどカーテンといいまして、このお客様はそこで買われました。

お客様からご連絡がありまして、タッセルのマジックテープがつかなくなったので直してほしいとのことでした。
2回当店でクリーニングをさせていただいていますので、どのようになっているかは状況は分かっていたのですが、マジックテープがつかなくなるという事がわかりませんでした。

伺ったところ、オスの方の凸部分がはげ上がっていました。

タッセルは房掛け金具を使えないため、初めからカーテンに縫い付けてあります。

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こんな経験は初めてです。使う資材によってこんなことも起るんですね。

さて、本題です。

レースの耳をヒートカットする機械の紹介です。

先に2009年1月27日のブログをお読みください。

https://blog.curtainkyaku.com/51846159.html

ここでも紹介していますが、当店の縫製加工所では、ボイル系の生地の耳の部分は、ほつれてこないようにヒートカットしています。

エンドユーザーからみると、「そんなの普通のことと違うの?」と思われるかもしれませんが、メーカーでもやっているところは少ないのです。

見えない部分で、そんなに気にすることではないのですが時間がたってくるとその部分がほつれてきてヒゲになったりします。

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どうでもいいが動画です。

CIMG3996

上の写真の生地の上の部分はヒートカットしていて、下の部分はしていません。

縫製したもので、当店のと他店のと比較してみてみましょう。

下は当店の縫製です。

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裾は本縫いウエイト巻きロックをしていまして、耳の部分はヒートカットしています。

下の写真はあるメーカーの純正の縫製です。

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裾の仕様は折り返して1センチだけ中に入れてあります。耳も半分だけ中にいれてあり、ウエイトは自由に動くようになっています。下側の写真は耳の部分ですが、中で糸がヒゲのようにでているのがわかりますか?

要するに、目にみえないところにもこだわりをもって縫うかどうかの違いです。

使う資材によっても違ってきます。

購入時には見た目はわからないことです。

どうでもいいといえばどうでもいいことですが、長く使っていると差がわかってきます。

それが価格となってきます。

 こちらの質問箱にもカーテンのしわについての質問がはいっています。ぜひご覧ください。

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