フィスバのレースの縫製仕様

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2~3日前の寒い日に、前夜お酒を飲んで地下鉄で帰ったため朝6時過ぎに地下鉄で出勤しました。

今福鶴見の駅上の歩道に水を撒いた跡があり、それが凍っていて自転車置き場の係員詰所につながっているんです。

この時期の朝に水を撒くのは非常識だし、お年寄りには危険だし受験生にはすべったら縁起が悪いので、詰所の係員に文句を言いに行き、朝から重い気分だったのですが、その後8時過ぎにそこを通った妻の話によれば、係の人が2人たっていて、「滑りますから注意してください」と言っていたとのことです。

実は私が滑りそうになったのです。

今日はセンター試験日。長男も受験で今朝試験会場まで送っていきました。

今日は滑らない話を書かなければなりません。

さて、本題です。

フィスバのレースのクリーニングの依頼をうけました。
お客様はクリーニング屋に依頼されたのですが、まったくきれいにならなかったため当店に話がありました。

商品はフィスバのアプラウスで2007年に廃番になっています。組成はポリエステル60%レーヨン40%で水洗い不可です。

SH380265SH380263

SH380281レースは手前に吊っておられます。当店が納品したものではなく、他店でご購入で、フィスバの純正縫製です。 〈画像をクリックすると拡大)

クリーニング屋はドライクリーニングをされましたが、ドライではきれいにならないのです。

当店は自ら洗う水洗いクリーニングです。

水洗いの方がはるかにきれいになりますが、縮むという問題があります。

そのため、クリーニング屋では水洗い不可の表示があれば絶対に水洗いはされません。

当店には、カーテンクリーニング専門のノウハウがありますので、そこはうまくやるのです。

カーテンクリーニングの関しましては、今までも何度も書いていますので、右欄外のカテゴリーの「クリーニング」のところをお読みください。

ちょっと注目したいのはフィスバのメーカー縫製です。

SH380277裾の仕様です。

折り返しは10センチですが、中に入れる部分はほんの少しだけで写真のように横ラインがいきます。

フィスバの縫製はすべてこのような仕様です。日本のカーテンのメーカー縫製は、中に入る部分が下までありまして、この部分は三重になります。

どちらがきれいと思うのかはエンドユーザーの判断ですが、日本ではフィスバの縫製はきれいといわれていて、信者もたくさんおられます。(ました。)

当店ならば、本縫い巻きロックをします。

こちらをお読みください。

https://blog.curtainkyaku.com/51846146.html

SH380280耳の仕様です。

ここも途中までの折り返しです。

端の部分はなんの処理もされていないため、ヒゲがでてきます。

当店では、ヒゲがきたないと嫌われるという認識でヒートカットしています。

詳しくはこちらをお読みください。

日本のメーカー縫製でもヒートカットしているところは少ないと思います。

写真はわかりやすいようにと思って、黒のブルゾンの上に載せて撮りましたが、かえってわかりにくかったかもしれません。(写真はクリックで拡大)

わかりやすい写真はこちらをご覧ください。 
https://blog.curtainkyaku.com/51846159.html

SH380279上部の芯地部分のフックです。

縫込みアジャスターフックです。

レース用は縫いこむ部分は透明のものを使っています。

当店も縫込みアジャスターフックですが、レース用もドレープ用も同じ乳白色のものを使っています。

さすがにフィスバです。

これが見えないところまで美しさにこだわりをもっているとうたっているフィスバの縫製です。

フィスバの縫製に関しましては、右欄外のカテゴリー「日本フィスバ」のところをお読みください。

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