最近、カーテンクリーニングの依頼がひじょうに多いのです。
私どもは手作業による丁寧なクリーニングを心がけており、長さ調整をするために自然乾燥をしているために少し時間をいただいています。
そのため、カーテンがない時の不自由を考慮して仮吊りカーテンを用意しています。このカーテンはグレー系の無地の遮光1級で、どんな窓にも対応できるようにマジックテープでつぎ足しできるようにして同じものを120用意しています。
先日、スタッフが昼間ドレープ(厚手)とレースカーテンを引き取って仮吊りカーテンを吊って帰ったところ、夜8時頃ご主人から、えらい剣幕で電話があり、
「なんちゅうカーテン吊っとくんじゃ」とおっしゃるのです。
私「いや、あの、その、あくまで仮吊りのカーテンですので・・・・・・」
「こんなもん、お客さんが来たらカッコ悪いやんけ」
私「私どもで用意できるのはこれしかございませんので、もしお気に召さなければ、カーテンをお返ししてクリーニングはなしということになります。」
「それでいい。今すぐ取りにこい」
私、「お預かりしていますカーテンはスタッフが直帰して今手元にございません。
明日朝一番でいかがでしょうか」
「それでいい」
翌朝、私がお預かりしたカーテンを持って仮吊りを引き取りに行ったのです。
巾560センチ高さ240センチのカーテンで5年洗っていないもので、お客様の本音としてはクリーニングをしたいようなのですが、お客様は上げた拳が下ろせないので、「とりあえず2度手間になるけど、レースだけ吊っておいて先にドレープを洗って、それができたらレースを洗うというのが最低限の妥協できるところだな」とおっしゃるのです。
断ろうかと思いましたが、空気を読んで「そうさせてください。ありがとうございます」といってレースを取り付けて仮吊りカーテンはそのままでドレープだけクリーニングの為に持ち帰りました。
当店で買っていただいたお客様は大切にしなきゃ~
すみません、当店の仮吊りカーテンはお客様がこられたらみせるのにはカッコ悪いのです。
さて、本題です。
2009年11月6日のブログ「カーテンで防寒」でかきました現場は下のようにしました。
先に11月6日のブログをお読みください。
https://blog.curtainkyaku.com/52062959.html
下から見上げたところ。 1枚のレース地をとりつけました。
2階からみたところ。
今日、取り付けて2週間経って伺ったところ、かなり効果があると喜んでいただきました。
共布ヒモでくくりつけているだけで、簡単に取り外しができまして冬場だけの取付です。1枚生地があるだけでかなり違います。
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