10月20日 頭髪の日
髪(紙)を大切にしようという事で、インテリアビジネスニュースという業界紙を読んでいたら「インテリア専門店景況感アンケート」というのがあり結果が載っていました。
厳しいなぁ~
前売りメインのところでは、「停滞しているが衰退する恐れがある」と「衰退している」をあわせると50%になっています。
私の周りでも、創業時に縫製でお世話になったところがなくなったり、仕入先が倒産したりで暗い話ばかりです。
そういえば、暗いマックス(CS)で、最大限の意地でがんばっている監督がいましたなぁ。
ぼやいていたら、選手は鼓舞するのかもしれませんが、いくらぼやいても景気はよくなりません。
やるしかない。
さて、本題です。
シャープシェード5台のクリーニングを受けましたができませんでした。
シャープシェードが難しいのではありません。過去のブログ(←クリック)を読んでもらえればわかるようにトーソーはできないと書いていても当店ではやっています。
生地がダメで、その生地はフジエのFA1079NL(パプトリ)で、2008年9月14日のブログ「カーテンクリーニングは難しい」を先にじっくりお読みください。
そちらに書いたように、この商品は手洗いOK,ドライクリーニングもOKとなっています。
(写真はクリックすると拡大します。)
しかし、実際はフジエの見本帳のデータをみると水洗いで-1%、ドライクリーニングで-2%縮むということが書かれています。
でも、フジエは水洗いOK、ドライクリーニングOKと言ってます。
素材は綿65%ナイロン25%ポリエステル10%です。
この商品は2008年9月14日のブログに書いたように、水洗いしたところ2.2%程縮んだんです。
その時の経験がありましたので、今回は洗う前に気づきクレームにはなりませんでした。
お客様には事情を説明をして、埃をはらって表面上きれいにしてまた取り付けをしてお返しをしました。
もし、カーテンの知識のない店がクリーニングを受けていたらどうすんねん
もし、お客様が街のクリーニング屋に出していたら、クリーニング屋は縮むことをおそれてドライクリーニングをされると思う。そしたら2%縮むことがわかっているんですよ。シェードで2%縮んだら使えなくなりますよ。
どうすんねん フジエさんよ
また、前みたいにするんか?
もし、うちがクリーニングして縮ましたら全額負担で弁償しなければならないところやったやんか~
どうすんねん、 ほんまにもう~。
あのときにあんだけ言ったからその後なんかしてると思うけど、これからこんな問題がいっぱいでてくるよ。
オーダーカーテンのクリーニングは、まずはカーテンの購入店に相談しましょう。
オーダーカーテンは、クリーニングのことなどアフターフォローのできるお店で購入しましょう。
買うときは、少しでも安いからと言って、知識のない安売りの店で買うと後悔しますよ。
オーダーカーテンは10年以上使うのが一般的です。使い捨て商品じゃないので、長くお付き合いのできる店で買いましょう。
この業界は、どこで買っても同じで、メーカーがきちっと販売責任を持っているというわけではないのです。
メーカーのフォロー体制はできていません。どの店で買うかが重要なのです。
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クリーニング可否が生地の縮みだけで決まるなら、縫製前に生地を水に浸ける、たっぷり霧を吹いて数時間ビニール袋に入れおく、スチームアイロンをかける等して地直したらどうなんでしょうか?
洋裁では裁断前に材質に合わせて地直しするのは常識(初歩的なテクニック)なので、縮みに関する記事を読むたびに不思議に思っていました。
ただ、手間がかかるので製作費用がアップするとは思います。
おっしゃるとおりです。
私どもでも高い生地を縫製するときは、入荷後すぐに裁ちきりをしまして、3日ほど吊り放しにしてから縫製しています。
(特にフィスバの生地はそうしています。)
ローラアシュレは綿100%の生地なので、洗濯すると大きく縮みますので、事前にお客様に説明すると、さきに水につけてほしいというのが以前ありました。
そのときはクリーニング屋にお願いをしてやりましたところ、245センチの裁ちきりで15センチほど縮みました。
こういうこともやりますが、手間と費用がかかります。