先程まで、日本生命主催の企業セミナーで政治ジャーナリストの岩見隆夫氏の講演を聴いていました。
タイトルは「解散総選挙後の政治の行方」で、鳩山政権の現状の話が主でそんなに斬新な内容はありませんでした。ちょっと期待外れでした。
私は、セミナーとかが好きでよく行きます。生命保険会社主催のものでは、日本生命と住友生命のものに行ったことがあるのですが、この2社を比較しても企業体質の違いというのが明らかなのです。
ニッセイは、講演会場の周りには外交員のおばちゃん達がずらっと、自分のお客様がくるのを待っておられて、その人数と一種独特の香りとパワーに圧倒されます。会場へは好き勝手に入って、勝手にすわるようになっていますので、いつも前の方があいています。
スミセイは、ピシッとしていて、会場にある椅子には番号がついていて、入口で番号札を配って、一番前から順番に座らなければならないようになっています。
マンパワーのニッセイに対して組織のスミセイです。
マンパワーのニッセイが組織のスミセイを上回っているのは明らかで、ニッセイのマンパワーは契約をとるまでの、物量作戦をすごいのですが、契約をとったあとの「釣った魚にはエサはやらない」という姿勢もすごいのです。
銀行の企業体質の違いも明らかです。
このインテリア業界の企業体質の違いも、仕入れる立場でみているとよくわかります。
このネタだけで、5日分ぐらいのブログは書けます。なにかあるごとにちらちらと書いていきますが、「企業体質の違う会社が一緒になることは難しい」ということは明らかです。
さて、本題です。
「インテリアビジネスニュース」という業界紙に私のブログが取り上げられました。
画像をクリックすると拡大します。もう一度クリックするとさらに拡大して読めると思います。
この新聞の社説というべき「底流」に「新築依存からの政権交代」という主張が書かれていました。
なんのことか意味がよく分からないので思わず読んでしまいました。
要するに、新築物件は少なくなってきているので、既存住宅の需要喚起に真剣に取り組みましょう。そのひとつにカーテンクリーニングがあって、各地域の専門店が一斉に実行したら政権交代ぐらいの変革は起こるはずというのです。
ここ2~3年、この業界のおえらい方たちは、盛んに業者はカーテンクリーニングに取り組みましょうとおっしゃるのです。
昨年のジャパンテックスでも「循環型インテリアビジネスのすすめ」という講習会があり、カーテンクリーニングをやりなさいとおっしゃるのです。
その話は2008年11月19日のブログ「JAPANTEXに行ってきました」をお読みください。
そこにも書きましたが、カーテンクリーニングの需要ってそんなにないのです。
タダでやってくれるのならやってほしいという人はいっぱいいます。
でも、200×200?の1窓のクリーニング代は当店の場合で5000円いただいています。家一軒カーテンのクリーニングをするとだいたい14~15万円かかります。
ここ10年、メーカーも業者もウォシャブルといいまして、家庭で洗えるカーテンを盛んに売ってきました。ほとんどのカーテンが家庭でも洗えるようになっています。
この厳しい時期に、家庭でも洗えるものを1窓(200×200?)のものを5000円だしてカーテンクリーニングに出す需要が多いと思いますか?
我が家もレースは家庭で洗っています。ドレープは実験的にカーテンクリーニングに出したり新品に取り換えたりしています。今は実験のためアレルバスターのカーテンを使っています。
今まで、姉妹や親せきや友達の家のカーテンの仕事はいっぱいさせてもらいましたが、カーテンクリーニングの仕事は一度もありません。
業界のおえらい方は、よくカーテンクリーニングにだしておられるのだと思いますが、カーテン屋の周りでもほとんどないのです。
当店はカーテンクリーニング5年の実績があり、インターネットで情報発信をしていますので、それなりの効果をあげてますが、高いお金をだしてカーテンクリーニングを考えておられるのは少ないとおもいます。
このクリーニングから新規需要喚起は厳しいです。
周りの専門店がカーテンクリーニングに取り組んだら、今まで種蒔いてきた当店が困るやんか~
ほんまにもう~
こうして書く事によって需要喚起になるかもしれない。
10月14日(水)13時よりカーテン夢工房大阪店で、消費者向けのインテリアセミナーを開催します。詳しくは こちら(←クリック)をご覧ください。
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