やっぱり簡易型形態安定加工をすると違うよ。

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私のブログを読んでいる方からご連絡をいただきまして、他店でサンゲツのCK117という商品をご購入されたところ、出来あがってきた商品をみてヒダがきれいにでていないことにがっかりされたとのことで、あとから簡易型形態安定加工をやってもらえないかということでした。


当店では2008年11月10日のブログ「カーテンのあとからの形態安定加工」のところにも書いたのですが、基本的には他店で購入された商品のあとからの形態安定加工は請けておりません。それはどんな商品かわからないので縮みとかの問題が発生する可能性もあり、当店も加工所に送ったりしなければならず、決して安くできないためです。


また、2009年5月2日のブログ「簡易型形態安定加工と形状記憶加工の比較サンプル」にも書いたのですが、ウエーブが少し鋭角にもなりますので期待値が高すぎると困るからです。


今回のお客さまは、私のブログを隅から隅まで読んでいただいて高く評価していただいていたことと、商品もよくわかっていたし、ちょっと前にサンゲツのCK117の色違いのCK123を施工していて写真があったので、事前にメールして「こんな感じになりますがいいですか」と確認できたためお請けしました。


CK123の簡易型形態安定加工をした施工写真です。


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ちょっと設定温度が高くて鋭角になってしまいました。


お客様から送られてきた商品は


IMG_0806


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


簡易型形態安定加工をすると


IMG_0808


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


こんな感じです。


ちょっと鋭角になることを気にされる方は真空釜でする形状記憶加工をお勧めしています。
その違いは、もう一度、2009年5月2日のブログ「簡易型形態安定加工と形状記憶加工の比較サンプル」をお読みください。


ちょっと数年前までは、こうした加工をしないのがごく普通だったのですが、今はこうした加工をするのがごく当たり前になってきています。


オーダーカーテンは吊って初めて商品ですので、価格に惑わされずに信頼のおける専門店で購入しましょう。


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コメント

  1. mockingbird より:

    ウェーブの鋭角は、時間が経っても、あるいは洗濯してもそのままですか?

    カーテンは長く使うので、角が丸くなるならば、最初は鋭角でもかまわないように思いますが。

  2. 小嶋@カーテン屋の奮闘記 より:

    mockingbirdさん、いつもコメントありがとうございます。

    ウエーブは鋭角さは時間が経てば丸くなりますし、洗濯すると鋭角さはなくなります。

    以前、とりつけたお客様でドレープ(厚手)を形状記憶加工、レースを簡易型形態安定加工をしたところ、その違いがはっきりでましてちょっとクレームがついたことがありましたので事前説明として強調して伝えています。

    私は、以前にも書いていますが、この2つの違いの特長としてクリニーングした場合の型崩れの度合いがありますが、それは大きな問題ではないと思っていて、簡易型形状記憶で十分だと思っています。

    形状記憶か簡易型形態安定加工はどちらかはしたほうがいいと思います。

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