立川ブラインド工業の間仕切りパネル「プレイス」を取り付けました。
折り戸にも引き戸にもできるタイプで、リフォーム工事等で後からも簡単に取り付けることができるというメーカー側の説明がありますが、下地や下フレームの段差や埋め込む溝や建物の歪などの問題があり、そんなに簡単ではありません。
今回は新築の現場です。
こうしたものを取り付ける場合は事前の実測と打ち合わせがすべてです。いかに正確にミリ単位で測るかが勝負です。実測さえ正確で、それに基づいて発注書を書けば、取り付けはそんなに難しくはありません。
実測にはメーカーの営業員に同行していただき、発注まで面倒みていただくと、もし、間違った時はメーカーの責任にすることができるので楽なんですが、そうするとブログでメーカーの問題点を指摘できなくなるので私はしません。最近はメーカー・問屋におんぶにだっこの業者も多く、小うるさくいうところがすくなくなりました。大阪ではうるさいやつと思われています。私どもはプロです。
もし、5ミリ間違って隙間ができて全部作り直しとなると定価で35万ぐらいです。
ちょっと緊張感のある仕事です。タチカワの営業員にも「プレイス」の施工現場を見たことがないので施工の時に同行させてくださいと言われてたのですが断りました。もし、間違っていたら恥ずかしいから。
カーテン屋はどちらかというとミリ単位までの正確な実測は苦手です。オーダーカーテンの発注は私どもは5ミリ単位ですが、メーカー縫製では1センチ単位です。ブラインドやロールスクリーン等のメカものも日本のメーカーは1センチ単位です。メジャーで内寸を測ると1~2ミリ正確ではありません。
(左の写真・写真をクリックすると拡大します)
私どもは、建具屋さんや畳屋さんが使うタジマの伸縮スケール「尺取り虫」という計測器を使います。これならば1ミリ単位で正確に測れます。
上の写真は天から床までのサイズが2401ミリを表しています。
こうして測ると、私の目がおかしいのか、計測器が狂うのか、天地で右と左で3ミリ、横巾で上と下で4ミリ違うのです。 しぃ~
メーカーの仕様では、現場で3.5ミリは調整できるとのことでマニュアルに従って発注しました。
サイズはぴったり納まりましたが、左右で高さが違うため、パネルが僅かながら斜めになるんです。
微妙な調整をすれば直るのですが、それをするにはM8用のスパナが必要でそれを持っていなかったのでまた行かなければなりません。
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この天地のサイズのずれ。
これがほんとに厄介です.
補強用の梁を設置してからでないと、実測の幅サイズが出せず、それがメーカー許容範囲を1.5ミリ上まわる5ミリだと気づいたときには呆然としました.
はばき材で逃げるか柱を追加するか難しいところです.