我が家の「鱧しゃぶ」

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京都の川床が始まり、葵祭りが近づくと関西では鱧(はも)の季節になります。私は上品で淡白な鱧が好物で、この時期になると鱧が私を呼ぶのです。ハモンハモン


早速、今年一番の鱧をいただきました。私がいつも買っている日本橋の黒門市場の魚清商店大阪市中央区日本橋2-12-21 TEL06-6633-5810  魚清というお店は2軒ありますが南黒門の方です)に予約をして、鱧しゃぶ用に鱧を骨切りしてもらったものを買い、だし汁はその2軒北となりにある鰹と昆布の店「二葉商店」で袋にはいっためんつゆの素(1袋70円)を買い、我が家は野菜はたまねぎのみ、最後の締めはそうめんという簡単な鱧しゃぶをします。


7はもこれがめちゃうまいんだ。写真は6人前の骨切りした活鱧(左側の2皿)写真の右側の手前と奥がヒラメのお造り、真ん中がはまちです。これだけで6150円。だし汁のお店は日祝日が休みで夕方も早く閉まるので、5袋だけ買ってもらっており、計6500円支払い、おまけに白子と肝もいただきました。


ちょっと安いなと思って、いつもなら必ず、明細を聞いて、鱧がいくらで、ヒラメがいくらで、はまちがいくらかを確認するのですが、間違いに気づかれるとやばいので聞かずじまいでした。持ち金は1万円札しかなかったのですが、お釣数える時に間違いが発覚するといけないので、仕事で集金したお金が別の財布にあったので、そこからちょうどの金額を渡して「ありがとう」と言って足早に帰りました。

関東の人は、いかに高くいいものを買ったかということを自慢しますが、大阪人はいかに安く買ったかということを自慢したがるのです。


我が家では、二葉商店で買うだし汁を4袋鍋に入れて、少し水で薄めます。煮えたら輪切りにした新たまねぎを入れ、野菜はそれだけなんですが、たまねぎの甘みがだしとうまく調和し、鱧の繊細な味がいかされるのです。鱧は鍋に入れて箸から離さない程度に軽くだしにつけて、鱧が白く花のようになったら食べます。

最後は雑炊でもなく、うどんでもなく、残り汁にゆがいたそうめんを入れて、にゅうめんとして食べます。そうするとあっさりして、鱧の味が食後も残り、美味しさが忘れられなくなるのです。


鱧は縦に細い骨がはしっており、骨切りをしないと食べられないのです。表の皮だけを残し、1寸に24~30回包丁を入れます。1ミリ間隔ぐらいに包丁が入ります。これは魚屋でやってもらうのがベストです。そうすると鍋に入れるだけで、何もしなくても食べられます。鱧は天ぷらにするのもおいしいです。


この季節は韓国産の鱧が脂が乗っていておいしいといわれており、淡路島産は入梅から夏にかけて、産卵期の前が脂が乗っていて美味しいといわれています。関西では、京都の祇園祭り、大阪の天神祭りの時に鱧を食べるのが粋とされており、秋には松茸と一緒に土瓶蒸しで食べるのが通とされています。


 


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 織物研究会  私はチーム・マイナス6%です


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