私のブログによく書いています「形態安定加工」という言葉ですが、ポリエステル素材の持つ特性(熱可塑性)を利用して、半永久的に形態安定性を持続する加工のことです。
ポリエステルは素材が硬化しない程度の一定の温度を与えるとそのときの形態を記憶し、常温に戻したときも与えた形を維持します。この特性を利用してヒダやプリーツを生地に覚え込ませ、カーテンを縫製します。
当店では形態安定加工と言っていますが、各メーカーには固有の名称があります。
セルコンはファンタスプリーツ、サンゲツはパーマネントプリーツ、アスワンはリウェーブ、カワシマはナチュラルウェービー、リリカラはエレガンスプリーツ、東リはプリーツ加工、スミノエはプリーツS、シンコールはベラプリーツ(以前はエバーカーテン)、キロニーはファインプリーツといいます。
この言葉の中で、どれがよく用いられているかを調べるのにGoogleの検索にそれぞれの言葉を入れてヒット件数を調べました。
その結果は
プリーツ加工(東リ) 14700件(カーテンだけならば797件)
パーマネントプリーツ(サンゲツ) 456件
ファンタスプリーツ(セルコン) 230件
ナチュラルウェービー(カワシマ) 117件
リウェーブ(アスワン) 107件
ちなみに「形態安定加工・カーテン」ならば6650件あり、私のブログ「カーテン屋の奮闘記・イッキに書いても日記」は8番目に紹介されてます。
もっとすごかったのは「形状記憶カーテン」でこれは18800件ありました。
これをみてみますとプリーツ加工というのがわかりやすいのかもしれませんが、早いうちに統一名称をつけることが望まれます。
10年前ぐらいに日本インテリアファブリックス協会でスタイル名の統一名称が決められました。そのときはもっともよく使われている名称が統一名称になったように思います。
今や、業界の人ならば誰もが使う「スカラップ」も当店では五洋インテックスが使っていた「ブリッジカーテン」という言い方をしていました。
五洋インテックスがインハウスの見本帳でもっとも早く、このスタイルを世におくりだしたのですが、やはり知名度がなかったのか、ブリッジも五洋に沈んでしまいました。
今、私が注目しているのは川島織物とセルコンが来年4月に合併して新しい見本帳を出す時にどちらの名称を使うのだろうかということです。
もっとも最初に世に出し、知名度で上回るセルコンのファンタスプリーツなのか、企画部員の人数と資本比率で上回るカワシマのナチュラルウェービーなのでしょうか。
もしくは会社名と同じように単にくっつけて「ファンタスプリーツナチュラルウェービー」というのでしょうか。
両社ともプライドの高い企画者達なのでどのようになるのか関心のあるところです。
「ファンタスウェービー」という新しい名称がでてくるのでしょうか。
形態安定加工をして「ナチュラルプリーツ」はないでしょうね。
この機会に川島織物の青戸社長が会長をされている日本インテリアファブリックス協会で「呼称統一検討委員会」を設けられたらいかがでしょうか。
コショウだけにピリッとしたやつをお願いします。

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いつも楽しみに読ませてもらっています。
今日のブログはおもしろいですね。
いい話です。こんなことをいつも考えているんですか。
すごいですね。
あたらしい見解として、「ファンタスプリーツナチュラルウェービー」でも縫製する前にかけるのをファンタスプリーツといい、あとからかけるのをナチュラルウェービーというようになるかもしれません。セルコンはトタン板方式で、川島のやり方は後加工のパイプ方式です。
川島の商品に関しては有償ですが、納品後でも形態安定加工はしてくれるそうです。
小嶋徳昭