事業は時流にのり、人のこころをつかんだ時に面白いように儲かる

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

創業記念日

18年前の今日、29歳の時に会社を創業しました。その日は天気晴朗なれど風強しで、近くの大阪城公園の梅の花が地味ながら風にも負けず花を咲かせていたのを思い出します。私もこの地で花を咲かせたいと思ったものです。

生活信条が「ゆっくり歩けば遠くに行ける」なんでなかなか進みませんが、一歩一歩着実に進んで来られたと思います。
今日、新たに初心を忘れないために、いつも机の引き出しに入れている手紙を開けて読み返しました。

それは、5年間社員としてお世話になった株式会社サンゲツの日比専務からのお手紙です。
私が、サンゲツを退社してから会社を設立するにあたり、事業計画を書き、日比専務にお送りしたことに対する返信です。

(前略)
かつての上司として少々苦言を呈するならば幾分背伸びをしているように感じられます。できるだけ謙虚な姿勢でお客様に接することがまずもって大切で、初心を忘れることなく一歩一歩前進してください。

事業は儲けようという気持ちが強くては駄目だ。それは自然に儲かるようにならなければならない。いな、自然に儲かる正業こそ本当の企業なのである。」という言葉がありますが、これはつまり、世間・顧客の指示によって、無理をしないでも面白いように利益が増えていくような状況になれということです。
事業は時流にのり、人の心をつかんだ時に面白いように儲かるものです。

厳しい経営環境ではありますが、初心を忘れることなく、謙虚に、そして人の心をつかむようにがんばって下さい。新たな第一歩を踏み出した貴君の健闘を期待しています。
末筆ながら健康にはくれぐれも留意してください。

日々新たな気持ちでがんばります。 小嶋徳昭

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*