eフック

プレーンシェードの吊り替え

最近、高齢者ドライバーの事故が多発していて社会問題になっています。

私の父も88才で昨年の今頃までは車を運転していました。

母が「おとうさんの運転は横で乗っていたら怖いねん」というので実家に帰って

話を聞くと、昨年の11月に免許の更新をしていて、その時に高齢者用の

認知症の適性検査を受けているのです。

その点数が100点満点中の24点でした。

びっくりして即、車を取り上げようとしたのですが、絶対にキーは渡さないというのです。

管轄の警察署にも電話をして、どうしてこんな点数なのに免許の更新をさせるのか」と

怒ったのですが、現状の法律ではどうすることもできないというのです。

それで、2週間後にJCBのタクシーチケットを用意して行き、どこへ行くのにも

タクシーに乗っていいから、車は持って帰るといって、無理やり乗って帰りました。

JCBのタクシーチケットは、私のクレジットカードから引き落とされるようになっています。

最初の頃は少し遠慮していましたが、今はばんばんタクシーに乗ってくれています。

1年前の話ですが、今思えば、あの時無理やり車に乗れないようにしてほんとに

良かったと思っています。

私の実家は京都南部の田舎で、JR奈良線は走っていますが、車がないと不便なところです。

鉄道もバスも走っていないもっと不便なところもあり、車がないと死活問題と

いうところもいっぱいあります。

高齢者には運転させないようにしろというのは、口でいうほど簡単でもないと思います。

これは行政として、免許証返納者には、タクシー代半額負担するとか、

なにか代案を出さないと、高齢者ドライバーは減らないし、ひじょうに危険な世の中に

なります。

老人が運転しているのをみると、ほんまにこわい。。

 

さて、本題です。

 

12年前に当店で取り付けたお客様のプレーンシェードの生地のみ交換をしました。

当店は吊り替えのお客様がひじょうに多くて、その吊り替え時期は11年から15年後と

いうのが圧倒的に多いのです。

なぜか、10年ではなく、最初の吊り替え時期が11年目なのです。

 

12年前に取り付けたシェード

dsc03402

フジエテキスタイルFA3236BU

今回取り付けたのは

dsc03656

川島織物セルコンのFT0110

メカは当時はヨコタのドラム式を使っており、それはまったく問題はなくて、

なんの修理もすることなくそのまま使いました。

縫製は進化しており、12年前はリング付きテープを下から縫い付けていく方法で、

一番上のピッチが不均等になりました。

dsc03648 dsc03649

今は均等ピッチになるように後から手でリングをいれるようになり、

商品ごとにピッチが違います。リングも洗濯のために着脱取り付けが簡単にできる

eリングを使っています。

dsc03650 dsc03651

均等ピッチです。

dsc03653 dsc03658

他の部屋はツインシェードコード式のレースのみ取り替えました。

dsc03661 dsc03664

上の左の写真は12年前の分、右は今取り付けた川島織物セルコンのFT0525

シェードの場合は生地のみ交換が簡単にできます。

 

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プレーンシェードの縫製 今・昔

15年前に住宅メーカーを通じて当店が取り付けたプレーンシェードの上部のマジックテープ

(ベルクロテープ)が、はがれやすいので直して欲しいという依頼がありました。

15年間に何度か外したりして洗濯をされているので、マジックテープの

メスの部分の起毛が薄くなって接着性が悪くなっていました。

15年前の商品ですが、生地はけっこうしっかりしているのです。

販売した商品を長く使っていただけるのはありがたいですが、

「そろそろお吊り替えはいかがでしょうか・・・・」とも言いたいのですが、

とりあえず持ち帰ってマジックテープの部分だけ新しくすることになりました。

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私が縫いました。

DSC02979 DSC02986

家庭用のミシンで本縫いするのならば普通に縫います。

サラリーマンを辞めて、この仕事を始めた最初の頃は仕事がなくて

暇だったので、夜、毎日縫製加工所に行って、ボイルの糸抜きを手伝いながら、

ミシンの踏み方を見ていました。

「門前の小僧習わぬ経を読む」というやつで、けっこう自分で縫ったりします。

 

プレーンシェードの縫製も15年前とかなり変わりました。

リング付きテープを縫い付けるやり方はかわりませんが、リングが変わりました。

15年前

160903-100821_R

普通の丸いリングがついているテープで20㎝ピッチになっているものを

下から縫い付けていきます。

そうすると、一番上だけがピッチが違ってきます。

その後、一部のメーカーでは、上から縫うようになり、ピッチに違いを下で調整するように

なりました。

この丸いリングは洗濯で外す時が不便で、下部のコードアジャスターのところで

コードを外さなくてはなりません。

 

今は、リングの均等ピッチが主流で、コードが簡単に外れて洗濯しやすい

着脱リング(eリング)を使います。

プレーンシェード均等ピッチ1

全体の長さから割り出して、リングを均等にテープに差し込んでいきます。

そのため、あげたときのウエーブが均等できれいです。

1eフック

リングも下部のコードアジャスターのところで外さなくても、リングが

アルファベットの小文字のeのようになっていて、コードの着脱が簡単にできるように

なっています。

これによって洗濯がやりやすいのです。

メカの話はこちら

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