先月東京で行われた展示会「IFFT」のブースでみた家具メーカー・カリモク家具の
「カリモクマイスター制度」の話です。
館内は写真撮影禁止でしたが、カリモク家具のブースで了解を得て写真を撮っています。
(画像はクリックしてもう一度クリックすると拡大します。)
カリモク家具は国産家具メーカーの大手で、自社の取引先である家具店の販売員を対象に
、人材育成と商品知識を学ぶ研修制度を実施して、試験をして「カリモクマイスター」を認定する制度です。
これは、良い制度だと思いました。
メーカーにとって自社商品に詳しい販売員を養成し、自社商品の販売を積極的にしてくれる人材をつくるのは急務です。
このマイスターになるには、かなり難しい試験に合格しなければならないようなレベルで、この資格があればメーカーの社員と同等の商品知識があるようにして、その価値を高めなければならないと思います。
インテリア業界にも今、専門店認定制度みたいなものをつくろうという動きがあります。
エンドユーザーに対して、この店はちゃんとした店であることを知らしめることはいいことなんですが、そもそも認定する機関がどういうところなのかということが問題になってくると思います。
みしゅらぬフランス人が来て、こそっと中をみてここは星3つというのならば、ある程度信用もできますが、業界内でやってもうまくいくのだろうかという問題もあります。
また、「専門店とは?」という問題もあり、インテリア専門店となると、私どもはカーテンと窓周り専門店ですが、インテリア全般に関してそんなに商品知識があるわけではありません。
そうなると、評価は低くなると思います。
それよりも、各メーカーが自社の商品に詳しい販売員をつくるために、「カリモクマイスター」のような制度をつくるべきだと思います。
我々販売店にとっても、例えば「当店は川島織物セルコンマイスターの店です・」というようなアピールすることができまして、川島織物セルコンの商品ならば任せてくださいというようにエンドユーザーに対して安心を与えることができます。
「サンゲツマイスターだって持っているんだぜぇ」というように各メーカーの商品知識が豊富ということもアピールできますし、それを取得しるために勉強もするようになると思います。
そういえば私は川島織物セルコンのフィーロマスターだった。
後から名前の書いたシールを貼ったのは私ではないですよ。初めからです。
フィーロのことは詳しいんです。フィーロのことならば当店でお買い上げください。
といいたいですが、たった1時間半のセミナーをうけただけです。
こんな簡単な認定ではなく、もっと価値のある認定制度で、何回もセミナーを受けたり、研修に参加をして試験に合格しないと認められないような制度を望んでいます。
ふんばろう東北!がんばろう日本!
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