半年前に取り付けたトーソーのツインシェードワンチェーンの操作を左右の交換をしました。
家具の配置などで左操作より右操作の方がやりやすいとの事で依頼がありました。
トーソーのワンチェーンは部材を交換しないとできません。その場ですぐにはできないのです。
タチカワのワンチェーンは付いている部材を使って、その場で交換ができます。
右用の部材を取寄せて交換です。
交換したら
お子様の部屋で、手前にベッドがくるのでマットの高さよりシェードが下に来るようにわざと長く作っています。
ここからが少し業界関係者向けの話
部材は当店の加工所から取寄せていたのですが、トーソーとタチカワに電話してライバル社の商品についてどのぐらい詳しいのか、ちょっと意地悪く調べてみました。
当日、トーソー大阪支店に電話して、「御社のツインシェードのワンチェーンは現場で左右の操作を交換できますか」と聞きました。
電話にでた女性は、即座に「部材を交換しなければならないので、その場ですぐにはできません。右用と左用の部材が違います」と言ってくれました。
そしたら、タチカワのワンチェーンは現場で即座に交換できるかどうか知っていますか」と聞いたら「他社のことはわかりません」といわれました。
タチカワにも同じことを聞きました。
同じ商品でもトーソーは「ツインシェードのワンチェーン」というのに対してタチカワは「ローマンシェードダブルタイプのワンチェーン」といいます。
相手に失礼のないようにタチカワには、「御社のローマンシェードダブルタイプのワンチェーンの左右の操作は現場で交換できますか」と聞きました。
電話にでた女性は「少々お待ち下さい」と言われ30秒程待たされて「調べて折返し連絡します」といわれました。
いつものパターンです。
多分、社内でも分かる人がいなかったのだと思います。
いつものパターンです。
そして、40分経ってから営業から電話がありました。
「部材は右と左は共通部材なので、社長(私のこと)ならば現場でできると思います」とのこと。
「そしたら、トーソーのワンチェーンは現場でできるかどうか知ってます?」と聞いたら
「トーソーさんのは知りませんわ」とのこと。
エンドユーザーの方や他業界のメーカーで働いておられる方などはびっくりされると思いますが、インテリアの業界のメーカーは他社商品に関してはほとんど知識はありません。
それよりも自社商品もよくご存じでないところもたくさんあります。
でも、勝手に売れるのです。
それは仕入れ側である我々もよく知らないからです。
この業界にたっぷりつかっていると、こういうのが普通になってなんの疑問も感じなくなってきています。
自戒をこめて敢えて書いておきます。
ふんばろう東北!がんばろう日本!
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