帝人ファイバー

遮熱レース「すずしや」を取り付ける

最近、レースの吊り替えが多いんです。

理由はよくわからないのですが、けっこう何度も洗濯されて何年も使っておられて、どちらかというとボロボロになって新しくするという感じです。

まめに洗濯されている方は、レースは黒ずんでいますが長持ちしています。吊り替えのキッカケは破れたとか、裾のウエイトが外れたというケースが多いです。
SH380544

 このようなケースです。

でも、こういうような状態になってても何年かは経っているんです。

こういうお客様は次の注文の時は必ず裾はウエイトではなく、折り返しにしてくださいとおっしゃいます。

CIMG7193当店では、裾のウエイトは、「本縫いウエイト巻きロック」というやり方で生地を巻き込んでウエイトをいれていますので、ウエイトだけが落ちるということはありません。

詳しくはこちらをご覧ください。

(写真はクリックすると拡大します。)

https://blog.curtainkyaku.com/52182962.html

https://blog.curtainkyaku.com/52043288.html

カーテン専門店ならではの気配りです。
レースカーテンを注文する際は、専門店で「裾は本縫いウエイト巻きロックでお願いします」と言ってください。

さて、本題です。

帝人ファイバーの糸「涼しやSUZUSHIYA」を使ったスミノエのD-4517を取り付けました。

この商品は遮熱効果が高いのです。
詳しくはこちらをお読みください。

https://blog.curtainkyaku.com/52338692.html

CIMG7189CIMG7192

遮熱効果が高いほど、透け感がなくなってきます。

吊り替えで、吊り込みだけの作業だったので本日私が取り付けに行き、実際の透け感を確認しました。

お客様には、事前に現物サンプルを実際に吊って透け感を確認していただいています。西向きで西日がキツイとのことで了解はいただいています。

私自身は、暗い部屋が嫌いなんで閉塞感がありました。

ミラーレース・ウエーブロンや遮熱レースを選ばれる時は、事前に吊りサンプルを実際に吊ってみて確認されることをおすすめします。

遮熱レースは、断熱効果があり、冬は室内の暖かい空気を外に逃がしにくいため、冬にも効果的です。結露防止にも効果を発揮します。

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スミノエの新見本帳 遮熱カーテンについて

スミノエすずしや

昨日のブログの続きです。

スミノエの新しいカーテンの見本帳が7月21日に発売されます。

今回の見本帳では遮熱カーテンにも力をいれており、「SHANETSU」というひとつのくくりで商品群を載せています。

その省エネ効果を数字で表していて、どのぐらいの冷房効率があるかもしくは暖房効率があるのかがわかるようになっています。

スミノエすずしや絵表示

上の省エネ15%というのがそのマークです。

これは、「カーテンを吊る前と吊った後で、どれぐらいの消費電力量が減るのか」という数字で、日常生活の中で、このカーテンを吊ると電気代が15%安くなるというわけではありません。

川島織物セルコンも独自のやり方で表示しており、各社実験方法も違いますので、同じメーカーでの生地比較で、どちらが省エネ効果があるのかという
時の比較程度に考えればいいと私は思っています。

「SYANETSU」の商品群にはユニチカのサラクールを使ったもの、masa加工のステンレスのスパッタリング加工をしたものの他に帝人ファイバーの「涼しやSUZUSHIYA」という繊維を使ったものがあります。
(冒頭の写真:クリックすると拡大しまして、それをもう1回クリックするとさらに拡大します。)

この繊維は、実は私も注目していたのです。

ウエーブロンでおなじみの帝人ファイバーの商品で、私が親しくしている機屋さんが「この繊維は遮熱効果が高いらしい」といっておられて、当店取扱いの旭化成・サンペイクに替わるものとしてオリジナル商品をつくろうとしていたところなんです。

この糸は酸化チタンを多く含んでおり、酸化チタンは紫外線や可視光線を反射・散乱させる粉体で、日焼け止めの成分としても使われています。

遮熱効果のある糸では、ユニチカ、旭化成せんい、東レに先行されていて、帝人ファイバーがあとから研究して「参加ちたいねん」と参入してきたので、その効果に期待していたのです。

そしたら、スミノエのカタログをみると、この「涼しやSUZUSHIYA」を使ったものが「省エネ15%」にランクされているのです。

スミノエの見本帳に掲載されているサラクールやmasa加工の商品は省エネランクは10%です。

以前にも書きましたが、サラクールは何%使っているかによって効果は違いますし、masa加工の生地も加工する前の生地のよって大きく違います。
「涼しやSUZUSHIYA」も同様です。

しかし、スミノエの見本帳では、普通っぽいレースの中では帝人ファイバーの「涼しやSUZUSHIYA」を使ったものが一番効果がありそうです。

これから各社も使うようになってくると思いますが、「ウエーブロン」のように
帝人  フィーバーするのでしょうか?

スミノエは「ウエーブロン」にも力を入れており、ミラーカーテンもたくさん掲載しています。

スミノエは「ミラーカーテン」のことを「ハーフミラー」と言っています。
「ミラーカーテン」というと、スミノエ取扱いブランドの「ミラーショーン」と区別しにくくて「ミラー損(ション)」するからだと思います。

スミノエの見本帳は「暑いからなんとかして」と言われた時に持っていくのにいい見本帳です。

でも、遮熱効果のある商品は断熱効果があり、保温性もいいので、メーカーとしてももっとそういうことも訴えるべきではないでしょうか。


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