毎週週末に送られてくる仕入れ先からの欠品リストにエッセイがついてきます。
先週末送られてきたのが、『「締め過ぎ」の弊害』というタイトルでした。
3月31日放送のNHK番組「ためしてガッテンー永久保存ねじの極意」をみた著者の話が書かれていました。
「ためしてガッテン」に関してはホームページがありましたのでここをお読みください。
詳しくはホームページに掲載されていますが、普通の小学生が締めるのと、大人が力任せに締めるのとでは、力いっぱい締めた方が緩んでしまうという話なんです。そこで「座金」を入れるのがいいというのです。
著者は「自分はいままでこんなことさえ知らなかったのかーと己の無知に愕然とすることがないだろうか」と問うてこの話を書いておられ、最後に「力任せに締め過ぎると素材を傷め、かえってねじがいつのまにか緩み、むしろ「ガタ」が生じる原因になりかねない。だから、接する面同士の間に緩衝的な役割を挟み込むことも、とても大事ー番組を見終わって一服しながら、そうなのか、社会の組成や、会社の組織も、理屈は同じではないのかと思った。」と結んでおられます。
私は、いつも己の無知さかげんは嘆いており、このことも知りませんでした。なるほど、社会も同じだと思います。
さて、本題です。
最近はブログのアクセス解析をしていると一番多いのが「防音カーテン 効果」です。毎日圧倒的に多いのです。
2008年3月1日に「遮音(防音)カーテンは効果があるのか」というブログを書いているのがヒットするようなのですが、ユーザーがこれほど遮音・防音カーテンを求めておられるのかということにもびっくりします。
そちらのブログにも書いているのですが、私はカーテンで高い遮音・防音効果を求めるのは無理だと思っています。それは、カーテンを普通に吊るすと隙間ができますので、そこから音漏れがします。
密封するとそれなりに効果があるというのはわかっています。
また、空気層をつくるのも効果があることがわかっています。
「防音・空気層」で検索すると住宅メーカーなどもいろいろと研究されているのがでてきます。
私も壁との間に空気層をつくると音が静かになるかの実験をしています。
パソコンの音がでるようにして下の動画のまん中の三角をクリックしてください。
このように空気層をつくることによっても音が軽減されます。
そこで「ためしてガッテン」してみました。
ヒーリングルームをマンションでされているお客様から問い合わせがあり、隣の家から壁づたいに電話声などが聞こえるのでなんとかならないかという事でした。
私は、カーテンでは、防音効果は期待できないと思っているのですが、お客様からも「気持ちだけでも静かになればいいとのこと」で事情を説明して「ためしてガッテン」しました。
隣の部屋に面している壁一面に防音性の高い「裏フロッキー加工のカーテン」を取り付けました。
壁一面に裏フロッキー加工のカーテンを1.5倍使いで壁から3センチほどあけたところにレールを取り付けて空気層をつくりました。
(写真はクリックすると拡大します。)
結果はいかに
5月2日の工事で、その時は隣に誰もおらず、その後当店も休みで効果の程はまだ伺っていません。
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