眞子さま、小室さんご婚約おめでとうございます。
たいへん失礼ながら、我が長男も同い年で、今年婚約をしまして、来年に
結婚式をしますので興味をもってニュースを拝見しております。
小室さんは「きれいな月を見つけるとうれしくなり、宮さまに電話をおかけしています。」
とおっしゃっていました。
私も、きれいな月を3つ見つけるとうれしくなり、サンゲツのことをブログに
書きたくなります。
公益財団法人日本漢字能力検定協会が毎年12月12日に発表している「今年の漢字」
は「月」になればいいなぁと思っています。
余談ですが、今年の流行語大賞は
「一戦は交えたが、一線は超えていない」
あれっ?
ちょっと盛りすぎ~
「一線は超えていない」
または、
「幹事長落ちた! 文春死ね!」
昨年は、子供を預けて不倫するために待機児童問題に取り組んだのか?と国会で
質問した代議士がいましたが、今年はこれはないけど、あるとすると
「ブーメラン」
本命は「忖度(そんたく)」ではないかと思っています。
サンゲツの話です。
私は、大学をでて5年間社会人教育をサンゲツでうけまして、今があるのは
サンゲツのおかげだと感謝しています。
今でもサンゲツが大好きです。
8月15日に書いた「遮光1級は明るいという問題」にエンドユーザーから
コメントをいただきました。
こんにちは。
7-8年前の引越しの際には、小嶋様のサイトにとてもお世話なりました。
今回の引越しに当たっては、東の一間掃出窓(窓の前に遮蔽物なし)が遮光一級では遮光できずに困り、小嶋様のサイトならば何か記事があるかもしれないと思い数年振りに訪問したところ、この“遮光一級が明るい“というトピックスをみつけました。
サンゲツさんの東京ショールームでは、窓の条件を説明しても、遮光一級であれば遮光は問題なし、と太鼓判を押されたのですが、サンゲツさんでも遮光一級で不十分な場合があると認識されていたのですね。
もし可能であれば、小嶋様のアドバイスを頂きたいと思い、書き込みさせて頂きました。
遮光のために、遮光一級ドレープに遮光裏地をつけることにしました。
東窓からは朝方強烈な熱も入ってくることから遮熱効果のある裏地を選び、ドレープEK538に遮光裏地SC3483 (いずれもサンゲツ)で作製したのですが、ライトプリーツ加工不可だったので未加工としたところ、カーテン下部はヒダが出ないどころかヒダが消失、上部ヒダ3-4本分が合体するなどめちゃめちゃでとても人目に晒せません。
幸か不幸か、カーテンのフックの形が間違っていて再作製となったので、この機会にヒダの汚さをなんとかしたくてサンゲツさんに相談したところ、ドレープに裏地を重ねる場合、どのような裏地であっても、ライトでもパーマネントでもプリーツ未加工でしか作製できないので諦めて下さい、とのことでした。
遮光一級ドレープだけでは、朝方5時過ぎには読書できるくらい明るくなってしまうので、裏地をつけないという選択肢はありません。
サンゲツさんの生地であれば裏地につける生地の変更は可能なのですが、ヒダを綺麗にする(せめて通常のドレープで未加工位に)対応策について、アドバイス頂けましたらとても有り難いです。
タワーマンション高層階の東窓などは強烈な陽が入るのではないかと思い、経験豊富な小嶋様であれば何かご存知かと、図々しくもお伺い致しました。
(ただし私の場合はメーカー縫製です。。。)
ここでは、遮光1級なのに明るいということと、サンゲツでは裏地を付けると、
ライトプリーツ(形態安定加工)もパーマネントプリーツ加工(形状記憶加工)も
できないと言われたのだが、何かアドバイスをお願いしたいということです。
サンゲツのメーカー縫製をすることはあまりないので、私は知らなかったのですが、
サンゲツでは裏地をつけると形態加工も形状記憶加工もできないとのことです。
当店では、裏地付きでもポリエステルの生地ならば両方とも問題なくやっています。
なぜできないのかをサンゲツに聞くと、サンゲツはでかい会社で、下請け縫製
工場も全国にいっぱいあって、そこで統一するためにすべてマニュアル化されて
いて、形態安定加工をするにも商品ごとにデータをだし、加工する時間が決められて
いるとのことです。
裏地をつけると、表生地と形態安定加工をする時間が違ってきてうまくできないから
すべて裏地付きでは形態安定加工はやっていないという話でした。
私どもはいろんなメーカーの商品を一緒にしますので、データは出しておらず、
長年の経験と勘でやっていますが今まで問題になったことはありません。
サンゲツの商品でも裏地付きの形態安定加工も形状記憶加工もできますので、
メーカーがやらないのならば、自社縫製している街のこだわりの専門店に
依頼するしかないと思います。
さて、本題です。
サンゲツの生地でエンドユーザーから問い合わせがあり、両方で見積をして
ほしいという話です。
一つはサンゲツの今年7月発売の「ストリングス」というカーテンの見本帳に載っている
SC3025
もう一つは
サンゲツの「ソレイユ」という見本帳に載っている
EK8196
(画像はクリックすると別のページに移動しまして、そこでもう一度クリック
すると拡大します。)
これは、両方とも今使われている見本帳です。
生地の並べ方は違いますが、使われている写真は同じです。
ということは同じ商品です。
ストリングスのSC3025は6620円/㎡(9000円/m)となっていて、
ソレイユのEK8196は6200円/m(4560円/㎡)となっています。
少し値上がりしたのかと思ったら大きな間違いです。
ストリングスの価格は㎡単価が先で、ソレイユはm単価が先です。
カーテン業界の見本帳の価格は、以前はm単価が先だったのですが、
最近は、先行する住江織物に合わせる形で㎡単価を先に書くように
なってきています。
その方が安いような錯覚に陥るのです。
サンゲツも前回の見本帳からそのようにしていますし、シンコールもそうなって
います。
同じ単位で比較すると、ストリングスの方は9000円/m
ソレイユの方は6200円/mです。
同じ生地です。
どういうこと?
同じ商品でも30%以上定価が違うのです。
実は仕入れの率が少しだけ違うのです。
サンゲツは同じ商品ですから原価は同じなんですが、販売店への納入掛け率を
下げるために定価を上げています。
低下じゃないですよ。
上げているのです。
こういうのはインテリア業界では常です。
他の業界でもいっぱいあります。
販売店の仕入れ率が安くなると、それがエンドユーザーへの割引率にも
反映されるのですが、実は定価が高かったというだけで、
あまりカーテンの割引率に惑わされないでくださいということを
お伝えしておきます。
言いたいことはいっぱいあるのですが、今日はここまでにしておきます。