コード式

コード式のセーフティジョイント チャイルドセーフティシリーズ3

連載を始めました「チャイルドセーフティ」の問題の3回目です。

前回のはこちらです。

今回はコード式のメカものの安全対策として行われているセーフティジョイントについてです。

東京都の報告書を読めば、インテリア商品を購入される方の意識として

安全性を重視されているのかということに関してひじょうに低い結果がでています。

東京都の生活文化局の

「ブラインド等のヒモの安全対策」(東京都商品等安全対策協議会報告書)に

報告されている事故は以下です。

ブラインド事故

2007年から7件の事故が起こっていて1件の死亡事故がありました。

 

こういう報告書を読むと、ほんとに怖いなと思います。

小さいお子様がおられる場合は、周りの人達が気をつけていただきたいのです。

インテリアメーカーもそれぞれ対応を考えて、やっていますがまだ十分だと

いえないところもあります。

メーカーの対応を順次紹介していきたいと思います。

 

まずは、上下昇降するメカもののコード式のタイプです。

これには、セーフティジョイントがとりつけてあり、ある程度の荷重がかかると

外れるようになっています。

DSC01992

こういった商品がセーフティジョイントといいます。

強く引っ張ると

DSC01993

外れます。

これはどのぐらいの荷重ではずれるのかを東京都が実験をしています。

各社のセーフティジョイント

A社というのはニチベイ

B社はトーソー  (B社の太ひもというのは木製ブラインドのコード式用)

C社はタチカワ

 

国内の主要メーカーで、この3社でシェアが90%ぐらいありまして、NTTと

呼んでいます。

3社はライバル意識が強くて、NTT コミュニケーションズはよくないです。

セーフティジョイントが外れた場合の荷重

 荷重の単位はNで、重さ1㎏が9.8Nです。

この表で一番大きな荷重はトーソーの太ひもの6回目で30.4Nですなわち

3.1キロの重さです。

ニチベイの平均が11.0Nの荷重ですので1.1キロぐらいの重さで外れます。

このタイプのセーフティジョイントは安全でまったく問題は

ありません。

問題はループ式の操作コードなんです。

続く

 

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プリーツスクリーンのチェーン式とドラム式の操作の違い

しばらくブログのアプリである『Word Press』の調子がおかしくてアップできませんでした。

10月11日は東日本 大震災から1年7か月です。当店では微力ながらハギレの売り上げを毎月11日にふんばろう東日本支援プロジェクトの「ミシンでお仕事プロジェクト」に寄付させていただいています。

 ここ1週間で少し前に住宅メーカーの仕事で取り付けたプリーツスクリーンのチェーン式で床や下枠にあたるのでなんとかしてほしいという依頼が2件ありました。

まず、プリーツスクリーンの操作のやり方には4タイプがあります。

当店の展示サンプルで説明します。

1)コード式

 

ニチベイのメカでツインタイプのコード式で全体を引っぱり上げるタイプです。
コードの消耗が激しいののであまり大きいサイズには向きません。当店ではオススメすることはないです。

2)ドラム式

 

トーソーメカのドラム式ツインタイプです。
私がオススメするメカです。操作コードはヒモタイプになっていまして、引っぱった分だけしかあがりません。

この商品はタチカワにはありません。ニチベイとトーソーですが、トーソーもこの10月の改訂したカタログから無くなったそうですが、まだカタログをみていませんのでわかりません。

3)チェーン式

 

タチカワのチェーン式のツインタイプ。

4)ワンチェーン式

 

ニチベイのツインタイプワンチェーン式です、。ワンチェーンはツインタイプ用で各社あります。

画像はクリックするとすべて拡大します。

今はワンチェーンが流行っていましてチェーン式が主流となっています。

このチェーン式がくせ者なのです。

少し引っぱると自動的にスルスルと降りていきます。そうすると床ぴったりや下枠ぴったりつくると必ずカチンと当たるのです。

今回これがクレームになっています。

メーカーの採寸・発注方法では3社とも内枠から丈は1センチ引きなさいとなっています。

これが傷つけない方法ですが、1センチの隙間があると、冬場はそこからの冷気がありますし、風にすごく揺れます。

私は、プリーツはぴったり閉まったほうがいいと思っています。

そのため、ドラム式をオススメしています。ドラム式は手で引っぱった分だけ降りますので最後はゆっくり引けば当たらずに乗るような感じで降ろすことができるのです。

今月より、トーソーはドラム式をなくしたようなので、ドラム式があるのはニチベイだけです。

私は、プリーツスクリーンはニチベイドラム式を支持します。

チェーン式の場合は、メーカーはボトムレールに緩衝材をつけるべきです。

当店では、チェーン式ではあたり止め(通称涙目)を今後ボトムレールに貼るようにします。

 

これによって「涙目」の高さ分 だけ隙間が2~3ミリあくことにもなります。

メーカーによって違いがありまして、ニチベイ、トーソーはボトムレールの底はフラットで最小の高さの「涙目」でいいのですが、タチカワは両端のキャップが少しでています。(写真はタチカワ)そのため、少し高い目の「涙目」を使わなければなりません。

 

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