先週はシェードの修理依頼が3件ありました。
トーソー、ニチベイ、タチカワの3社が各1台ずつで各社の特徴的な故障でした。
ニチベイは、チェーン式のストッパーの不具合で動かなくなるクレームです。
これは部品を交換しなければ動きます。
シェードで動かなくなるとニチベイ
レールの中に入っている白い部品(ストッパー)を交換しないと直りません。
この交換だけで済みます。
このニチベイの動かないのに対して、止まらないシェードはトーソーです。
これは、何度もブログに書いていますが、インテリア業界のTPP問題と言われています。
トーソーのメカで、商品名がパティナといいまして、
トーソーパティナぴったり止まらない=TPP
今はこの商品は廃番になりましたが数年前に取り付けた分が
よく起こっています。
このインテリア業界のTPPはエンドユーザーにも浸透したようで、
ダイジロウのシュノーケリング&スキーblogで
[カーテン界のTPP問題に挑む! ローマンシェードカーテン不具合対策]を
書かれています。
エンドユーザーの方が私のブログを読んで、みずから部品交換をされた話です。
この部品を交換しなければなりませんが、トーソーのオンラインショップにも
販売しており、ちょっと器用な人ならば自分でもできると思います。
もう1台はタチカワのダブルタイプのシェードでワンチェーンのチェーンが切れました。
5年程前ぐらいからワンチェーンタイプが流行り出しまして、これはジョイントのない
ボールチェーンで切れる可能性は極めて高いのです。
最近のものは、セフティージョイントでジョイントしており、8キロ以上の負荷が
かかると切れるようになっていて、また簡単につなげるようになっています。
簡単につなげるのですが、一旦外れると甘くなり、耐久性は急に落ちます。
このボールチェーンは白い樹脂の部分で熱圧着しています。
こんな感じで半球の樹脂がわかれます。
現場でこの部分をジョイントするのは難しいです。
球のところを切り落として、コードの部分を長めにして、そこにライターであぶって
ジョイントします。
ジョイントのところは黒くなりますが、きれいにくっつきます。
これはあくまでユーザーがする応急処置で、
切れた時点で写真を撮って、販売店に言いましょう。
工場でジョイントした代替品が来るまで2~3日かかりますので、
その間、こうした対応もできますよという話です。
意外としっかりつながりますけどね。
ふんばろう東北!がんばろう日本!
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