インターコンチネンタル

インターコンチネンタルホテルのカーテン(3)

(2)からの続きです

インターコンチネンタルホテル大阪のカーテンについてです。

窓側には、トーソーの電動のロールスクリーンがついています。

 

下から覗くと

右側の電動のシェードのメカもトーソーです。

このロールスクリーンの品番は

下のバーのところにメンテナンスシールが貼ってありまして、

トーソーのTR-8258とわかるようになっています。

この商品は昨年の10月に廃番になっていまして、今はありません。

写真では切れていますが、右側にQRコードがついていまして

携帯・スマホでかざすと情報が入っています。

これは、今のすべてのトーソー商品についています。

トーソーは3年間保証をしていますので、データの管理をしています。

(当社は5年間保証です。)

QRコードをかざして情報を見ると、

この受付番号では確認ができませんでした。

トーソーお客様相談室03-3552-1002までお電話ください。

と書かれています。

 

結局、電話をしなければわからないようになっているのですが、電話番号が

フリーダイヤルではないのです。

そうすると、もしトーソーが引っ越しをしたりしたらこの電話番号は通じなくなり、

親切ではないのです。

フリーダイヤルはお客様の料金負担をなくすだけではなく、永久の電話番号と

して使えますので、そういった意味でもこういうところにはフリーコールの

番号を書かなければなりません。

商品はすだれ調で透け感があり、すごくいい感じでした。

手前に遮光のシェードがありますので問題はないですが、

これを単独に使うと夜は外からは丸見えになります。

商品は防炎品です。

こうしたホテルはすべて防炎品でなければなりません。

手前のシェードも防炎品です。

仕事柄、ホテルに行ったらカーテンをみて防炎ラベルをみます。

そうすると、どこの業者がやったかがわかるようになっています。

30というのは和歌山の業者です。

大阪は27で、東京は13です。この後ろに個別の番号があり、登録制に

なっています。

当店も防炎認定登録業者で番号がE-27-26692です。

日本防炎協会のホームページにも、防炎品取扱店として載せていただいています。

 

シャープシェードの生地はどこかわかりませんでした。

製品サイズはロールスクリーンのデータからすると巾1420×高さ2150㎜です。

両端70㎜ぐらいのところに2か所巾継ぎがしてあります。

150幅の生地ならば1巾でできますが、巾継ぎしてあるのを見ると137㎝巾の

生地でしょう。

この場合は1台作るのに、2巾必要になってきますが、複数台作る場合は

両端の70㎜分の生地は1巾で数台分兼用できまして生地が少なく済みます。

 

これは、プレーンシェードの場合は、ちょうど、その位置がリング付き

テープがきますので、ここで巾継ぎをするのはよくやる手です。

 

あと、お風呂と寝室の間はガラスがり、ドアがついています。

それを開ければ、寝室側からもお風呂側からも丸見えになります。

このスライディングドアにカーテン生地がガラスでサンドイッチされていて、

ここに五洋インテックスのサザンクロスの見本帳に載っているカシアという

生地が使われていました。

ガラスに生地を挟むことは、当店でも以前に住宅展示場で

クリエーション・バウマンの生地でやったことがあります。

ここをお読みください。

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インターコンチネンタルホテル大阪のカーテン(2)

(1)からの続きです

よくお客様から○○○ホテルのようなカーテンにしてほしいといわれます。

グランフロントには、8月に入居可能な「グランフロント大阪オーナーズタワー」と

いう超高級マンションがあります。

5月から内覧会が始まっており、当店でも数件同行でカーテンの実測に伺いました。

コンセプトはホテルライクではなく、完全なホテルというマンションです。

 インターコンチネンタルホテルは、その隣です。

仕事柄、「インターコンチ」みたいに電動のものをつけたいとか言われて

知らないではすまないので、勉強のために宿泊してきました。

セントレジス大阪もオープンしたときに宿泊しましたし、大阪の高級ホテルは

ほとんど勉強のために宿泊してます。

来春には、トーソーがショールームを開設する「あべのハルカス」に

大阪マリオット都ホテルがオープンしますので、それも楽しみです。

 

7月3日に新発売になるリリカラのカーテンの見本帳「FABRIC DECO」の

説明会が先日ありまして、カテゴリーで「M-FRONT  Comfort」では

「モダンテイストのデザインとカラーは、ホテルで過ごすようなくつろぎの空間」と

いうコンセプトでつくられたカーテンと言っておられました。

防炎機能に全点遮光の機能をつけたということでした。

カーテンだけで、ホテルでくつろぐような空間を演出することは無理です。

ビジネスホテルは別として、一流ホテルでは遮光のカーテンは使われていません。

表地のカーテンは普通のもので、裏地をつけて、その裏地が完全遮光のものに

なっています。

ホテルのカーテンは、安眠のために完全遮光が求められます。

 

インターコンチネンタルホテルのカーテンについてです。

 

 

 

手前が電動のシャープシェードに完全遮光裏地付きで

奥がシースルーのトーソーの電動のロールスクリーンです。

これについては次回に書きます。

シェードを普通に縫うとリング付きテープを縫い付けなければならないので、

針穴(ピンホール)が見えます。

シャープシェードもバー袋を横に縫い付けますので同じです。

遮光、特に1級や完全遮光のものは生地の部分から光が漏れにくいので、

針穴が余計に目立ちます。

一般的に裏地付きでリング付きテープを縫うとこんな感じです。

   

これをこのようにしないようにはするには、裏地と一体縫製をしないで

やるやり方です。

表地にはシャープシェードのバー袋を縫い付けます。

紐をバー袋にくくり、完全遮光の裏地から紐の部分だけ外に出します。

そうすると、裏からみると紐が出ている部分だけが穴が開いていて光が漏れにくいのです。

 

このやり方は、川島織物セルコンやニチベイのプレーンシェードの遮光裏地付きで

やっています。

工業用ミシンのデカい針のようなものを後ろからさして穴を広げて、

そこから紐を引き抜くというやり方です。

 

ひじょうに面倒で時間がかかります。

それがお金に反映されて高くつきます。

 

横からの光漏れを防ぐためには、設計段階から工夫されています。

 

 

 上の左の写真は後ろからみたものです。

フレームのように設計されています。このようになっていないと

シェードの場合は、どうしても横からの光漏れがします。

その結果、昼間、シェードを下げると、

下の部分が少し光が漏れる程度です。

次回は電動のロールスクリーン、防炎の問題、お風呂と寝室の間仕切りドアの

ファブリックについて書きます。

続く

 

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