大分県臼杵市はかぼすが名産なんです。
私ども関西人は柑橘類といえば、徳島のすだちで、23年前までは私はカボスを
食べたことがなかったのです。
それが今やカボスは大好きで、これを絞ったものがあるのとないのとでは味が違って
いい隠し味になっています。
そのカボスの皮を餌にしてぶりの養殖が臼杵市で行われています。
昨年、それを知って取り寄せたところ、めちゃくちゃおいしかったのです。
そこで、今年は朝から養殖場の工場に行って一尾買って帰りました。
それを大阪の黒門市場の贔屓の魚屋さんで3枚におろしてもらって、ぶりしゃぶ等に
して食べました。
養殖場からとってきたぶりを締めて1時間ほど氷水の中で泳がしておきます。
大阪に帰ってきて、黒門市場でクエを買って、高校の同級生とぶりしゃぶと
クエ鍋をしました。
さて、本題です。
当店のオーダーカーテンの縫製でこだわっているところを説明するシリーズです。
今回はカーテンの裾のすくい縫いについてです。
ふつうのミシンで縫うのを本縫いといいまして、掬い(すくい)縫いミシンで
縫うのをすくい縫いといっています。
すくい縫いをすると糸が表側に見えにくくなりきれいのです。
一般的なすくい縫いは1本糸ですが、当店の縫製は2本糸のすくい縫いです。
すくい縫いは糸が表に出ないのできれいに見えますが、欠点として、切れると
全部抜けるという問題があります。
それを防ぐのが2本糸のすくい縫いです。
今は、メーカー縫製で2本糸のすくい縫いをしているのは、昔から縫製に
こだわっている日本フィスバぐらいではないでしょうか?
というのは、この2本糸のすくい縫いミシンを作っていることろが辞めてしまった
ため、新しくミシンを手に入れることができないのです。
どうでもいいが動画です。
当店の場合は、裾の折り返しの部分をドレープは標準仕様で2本糸のすくい縫いを
しています。
その違いです。
画像の左側は裏側で、右側が表側です。
よくわかるように、わざと赤色の糸を使っています。
『本縫い』
『1本糸のすくい縫い』
『2本糸のすくい縫い』