洗濯絵表示

マリメッコのカーテン~洗濯絵表示ラベル

マリメッコのカーテンを取り付けました。

こちらに関しましては、接客しました女性スタッフがブログを書いておりますので

まずはこちらを先にお読みください。

 

この生地の組み合わせや分割のやり方はお客様のアイディアで、マリメッコが

大好きという方で、北名古屋市のカーテンランドさんのブログの施工例を

よく御覧になっていたということです。

 

カーテンランドさんは親しい同業者で、よく情報交換もしていますが、

素晴らしい施工例をたくさんブログにアップされています。

 

今や医者と美容院以外はリアル店舗ではなく、ほとんどネットで購入できる

状況です。

オーダーカーテンにおいても、ネットでは提案はないかもしれないですが、

施工例はいっぱいありますので他社のホームページの施工例をみて

「こんな感じにしてほしい」と言えばネット販売店でも購入することができます。

逆に現物の商品はリアルなショップで実物を確認して、注文はネットで

安いところにするというケースも多くあると思います。

 

そういう中で、リアル店舗でしか販売していない当店にご来店いただいたことは

嬉しいのですが、「対ネット販売店」に危機感を持っています。

のカーテン屋は生き残れないのではないかとも思います。

何も手を打っていない「待ち」のカーテン屋は、ここ3年以内になくなって

いくでしょう。

それほど、勝ち組と言われるネット販売店は充実しており

まさに「価値組」です。

カーテンのネット販売店をずっとみていると、東京の青山に事務所を

構えているところもあるのです。

ネット販売店ならば、「田舎にあっても関係ないじゃん」と思うのは

素人の発想で、都会の駅ちかで、便利なところでないと優秀な人材が集まら

ないのです。

ネット販売をするならば、ホームページが重要でそれをつくる優秀な

Webデザイナーが必要なのです。

その優秀なWebデザイナーに来てもらうには、いい場所に事務所がないと無理

なんです。

青山にあるオーダーカーテンのネット販売店のホームページをみても、

だけに抜けて(抜けて)いました。

 

 

この落ちで終わらないのが今日のブログ。

 

 

こちらの現場では3巾使ってフラットでカーテンを作っていますが、

レール幅に対してあまり余裕がないのです。

そのため、生地の耳に印字されているところを本来ならば切り落とすのですが、

敢えて裏側に持ってきて、少しでも生地巾にゆとりを持たせています。

最近はまがい物が出回っている中で、本物のマリメッコ商品ということも

わかります。

 

ここで注目しなければならないのが洗濯絵表示ラベルです。

この表示は一昨年の12月に日本の表示も世界基準に統一されました。

 

マリメッコの生地に印字されている洗濯絵表示は

 

綿100%なのですが、「60度以下ならば水洗いOK」 になっています。

 

世界的に、生地としては綿は水洗いOKです。

ジーパンもTシャツも綿は水洗いOKです。

しかし、日本の場合、カーテンに綿を使うと間違いなく1%以上縮みます。

 

そのため、日本ではカーテン生地で綿の入っているものは多くの場合で

水洗いはダメとなっています。

この生地ならば水洗いをすると3%は縮むと思います。

丈が2mのカーテンならば6㎝ぐらいは縮みます。

 

ヨーロッパでも、この生地は縮みますが、カーテンとして作る時は

床にだらっとするようにつくったりしますし、縮んでもそんなに気にしないんだと

思います。

洗って少しでも縮んだらうるさいのは日本だけだと思います。

 

この洗濯絵表示は一昨年末から日本でも使われていて、それまでは

このマークはあちらさんのマークなので関係ないと思われていましたが、

今はこれが日本でも統一された洗濯マークになっています。

 

そのため、クリーニング屋さんに持って行った時に必ず「ドライ」といわないと

水洗いをされて大きく縮んで戻ってくる可能性もあります。

 

 

以前にも同じような記事を書いています。

 

マリメッコの生地で収縮実験をする。 その1

マリメッコの生地で収縮実験をする その2

 

こちらも参考にしてください。

 

 

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マリメッコの生地で収縮実験をする その2

しまったしまった島倉千代子

こまったこまったこまどり姉妹

関西人以外の方はほとんどご存じないかと思いますが、これは先日亡くなられた

吉本新喜劇の島木譲二さんの持ちネタです。

ブログを書くのが滞っていました。

大ネタを書こうとすると時間がかかるため、なかなか書けないのです。

ほんまに、こまったこまったで、しまったしまったなんです。

書く話はいっぱいありますので、これから大晦日に向けて軽めの話で

イッキに書いていきます。

 

待った待った松田聖子

ノッテルノッテル藤原紀香

 

よしっ!!

 

先日のブログの続きです。

まずはこちらをお読みください。

綿100%のマリメッコの生地を水につけるとどのぐらい縮むかという実験です。

マリメッコの生地は本国のデータでは寸法変化率3%となっています。

しかし、生地に表示されているマークでは国際基準の洗濯絵表示で「60℃の温度まで

ならば水洗い大丈夫」表示になっています。

 

これは、フィンランドでは、カーテンの吊り方が日本のように床上1㎝ぐらいに

するということはなく、だらっと垂らすような吊り方なので、カーテンが

縮んでも水洗いOKという発想だと思います。

この洗濯絵表示は、検査基準はあるのですが、どのマークにするかは

製造者、販売者の判断になっています。

 

実験の結果

dsc03980

洗ったあとに実測しました。

dsc039811526㎜だったのが1505㎜になりました。

1.3%縮みました。

ヨコに別の綿100%の生地を幅継ぎしている方は

dsc039821743㎜だったものが1699㎜になりました。

2.5%縮みました。

この後、アイロンをかけました。

dsc03986

そうすると

dsc039911526㎜のものが少し戻りまして1512㎜になりました。

結局0.9%の縮みです。

2mの丈のもので1,8㎝縮むということです。

ヨコ方向の巾継ぎしているものは

dsc039931743㎜のものが1710㎜になりました。1.9%の縮みです。

 

これは30分ほどお湯につけただけの実験で、実際洗濯機で洗うともっと縮むかも

しれませんし、何年も使っているとまた条件も違ってきます。

 

商品としては、水洗いはOKですが、カーテンとして使うと縮むということは

理解してください。

どこまでの縮みが許されるかはお客様の判断です。

 

12月1日から洗濯絵表示ラベルが国際基準となり、新JISが適用されています。

本来はオーダーカーテンは適用外で、今までの見本帳に載っている商品は

そのままの旧JISに基づく洗濯絵表示でも問題はないのですが、

インテリア業界のメーカーはきれいに足並みをそろえて12月1日から出荷の分は

新しい洗濯絵表示になっています。

川島織物セルコン

dsc03998 dsc03997

フジエテキスタイル

dsc03996 dsc03995

キロニー

dsc04000 dsc03999

タテ型ブラインドも新しい絵表示です。(ニチベイ)

dsc04040 dsc04043

 

日本インテリアファブリックス協会会員企業は、何やら申し合わせたような節が

感じられます。

本来ならば、新しい洗濯絵表示するには改めに検査しなければならないのです。

旧JISと新JISでは検査方法が違いまして、新JISでは

マークの種類も範囲も増えています。

しかし、新しいマークに単なるスライドをさせたような感じもします。

みんなでやれば大丈夫みたいな感じですね。

 

 

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フリンジ付きプレーンシェード

フリンジ付きのプレーンシェードを取り付けました。

フリンジ付きプレーンシェード

DSC02212

DSC02214

わあ〜かわいい!!

生地はマナのリュリュ1で、フレンジはミリーポンポン1324 ドレープはソワ12

以上

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ここで終わってしまうとつまらないのでもう少し書きます。

まず、「フリンジ」という言葉なんですが、インテリア業界関係者はよく

「トリム」ともいいます。

「フリンジ」は最近流行っている言葉です。

 

不倫しぃ

 

ちゃうか?

 

「フリンジ」と「トリム」の違いがよくわかっていなくてネットで調べました。

こういう時に役に立つのが、日本インテリアファブリックス協会の

インテリア用語集のページです。

「フリンジ」に関しては説明がありましたが、「トリム」に関しては

該当する言葉がありませんとでてきました。

「トリム」って使わないんだ〜

業界関係者はみんな使っているよなぁと思い、インテリア業界のバイブルと

言われている「窓装飾プランナーBOOK」をみました。

そこには、きちんと書いてありました。

今は販売中止になっている本ですが、140ページです。(引用です。)

トリム

カーテンのトップ、サイド、裾、またはタッセルなどに縫い付ける装飾用付属品を

トリム、またはトリミング材と呼び、以下のような種類があります。

(中略)

トリムの種類として、パイピング、フリンジ、プレード、フリル、ボウ、ロゼットが

紹介されています。

フリンジ

へり、縁に使われる房飾りの付いたテープ。カーテンや椅子張り、クッションの

演出に使う(中略)

 

要するにフリンジはトリムの中の1つなんです。

麻とリネンの関係と同じです。

 

フリンジ付きプレーンシェードのクリーニングについても書いておきます。

12月1日から洗濯絵表示ラベルが変わります

マナトレーディングは、今年新しくカーテンの見本帳をだしたメーカーでは、一番遅くて

新しい洗濯絵表示を各商品について載せています。

DSC02798

DSC02800

ここで使ったシェードのレース、リュリュは水洗いOKの商品です。

しかし、フリンジのミリーポンポンはレーヨン97%、ポリエステル3%

で水洗いできない商品です。

そのため、この商品は水洗いはできないのです。

もし、水洗いをすると裾のレース地とフリンジの部分が縮んでヒゲが

はえたようになると思います。

もし、レースについてくる水洗いOKの洗濯絵表示マークを縫いつけていたら

誰の責任になるのかという問題が発生します。

 

ヒゲ?

 

ヒゲはあんたの責任でしょう〜

 

と言われないように、洗濯絵表示の問題に関しては、これからしっかり勉強して、

情報発信していきます。

 

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夏季休暇のご案内です。

当店は8月14日(日)15日(月)16日(火)は休業させていただきます。

8月11日も「山の日」で祝日のため休業いたします。

12日(金)13日(土)は営業いたします。

 

 

 

洗濯絵表示が12月1日から変わります。

 

 綿100% (2)

「4月10日はインテリアを考える日」です。

4月10日はインテリアを考える日

日本インテリアファブリックス協会からはメールが来てまして

『何で、410日なのか?「410日はインテリアを考える日」です。』という

タイトルがついていまして、下のリンクが貼ってありました。

http://a00.hm-f.jp/cc.php?t=M414412&c=79241&d=e64a

いつ制定されたのかは書いていないのですが、7年程前にもっと

広く国民に広報しないといけないということで、上のようなロゴマークを

作って、秋のJAPANTEX2009では大量のチューリップの球根を無料で

配って、これを土に埋めて4月10日に咲かせましょうという

大々的なキャンペーンをしました。

私どもも積極的に参加しました。(ブログ1ブログ2)

ロゴマークにもチューリップが使われています。

しかし、これは2年しか続きませんでした。

4月10日はインテリアを考える日」をチューリップの

球根を配って極めようとしたのですが、2年しか続かなかったのは

球根の極み」です。

もとい、

痛恨の極み」です。

 

これは、日本のインテリア業界にとって

球根(痛恨)のミス」ではないでしょうか?

2020年の東京オリンピックのエンブレムがD案のアサガオに決まれば

再び「4月10日はインテリアを考える日」のチューリップが注目を

あびるかもしれません。

 

 さて、本題です。

 

今年の12月1日から家庭用品品質表示で繊維製品への表示が義務づけ

られている『取り扱い絵表示』が変わります。

カーテンに縫い付けられている洗濯絵表示ラベルはもちろん、衣服に

縫い付けられている取扱い絵表示すべてです。

国内規格のJISから国際規格のISOに統一され、新JIS規格となります。

詳しくは消費者庁のホームページをご覧ください。

 

先日、ファブリックメーカーの営業が来られ、

「社長、12月から変わる洗濯絵表示についてご存じですか」というのです。

「よく知らないから説明して」というと

「資料を置いておきますので読んでおいてください。」というのです。

これ、インテリア業界の営業のパターンなんですが、インテリア業界でも、

早くも勉強しているんだなと思いました。

 

この洗濯絵表示に関して、おいおい説明していきたいと思います。

 

カーテン屋の立場で、どのような表示になるのかを少しだけ説明しておます。

カーテン業界は輸入生地も扱っていますので、すでに洗濯絵表示ラベルは

ISOの規格になっているところもあるのです。

洗濯絵表示バウマン3クリエーションバウマンは生地出荷をスイスでやっていますので、

カーテンを注文すると添付されてくる洗濯絵表示ラベルはISO規格です。

当店でもバウマンの商品にはバウマンから送られてくる洗濯絵表示ラベルを

縫い付けています。

 

 

 

 

 

こんなマークです。

洗濯絵表示バウマン4

 

 クリエーションバウマンの洗濯絵表示ラベルには商品名、生地巾、素材も

書かれているので便利なんです。

上の画像のマークの左端のマークは水洗いできるかどうかということで、

左のラベルは×がしてあるので水洗いができませんということで、

右のラベルは40℃を限度として水洗いOKということです。

今のJIS規格では洗濯機のような四角マークと桶のマークが2つあり、

洗濯機洗いと手洗いと別れていますが今後は洗濯機マークはなくなります。

新しいマークの桶は洗濯機もおっけ-です。

左から2番目のマークは漂白剤使用に関してで×はダメです。

3番目は乾燥機のマークです。

これもダメです。

4番目はアイロンのマークです。

アイロンの中にあるドットの数によって高温・中温・低温と別れていまして

ドット2つは中温で150℃までということです。

右端はドライクリーニングのマークです。

真ん中に Pが書かれていて、アンダーバーがあるのはパークロロエチレン

及び石油系溶剤でもドライクリーニングが弱めならばできるという意味です。

中にFが書かれているマークやいろいろあるのですが、ここでは割愛

します。

ただ、問題が1つあります。

クリエーションバウマンの生地は、スイスの基準でラベル表示されていますので、

綿100%の生地でも水洗いOKのマークがついてきます。

ヨーロッパでは、カーテンが縮むということを問題視していないので

綿は縮んむけど水洗いOKなんです。

我々もそのラベルをそのままつけているのですが、カーテンとして

水洗いすると5%ぐらい縮むと思います。

おそらく、バウマンのカーテンを買う人は家庭の洗濯機で洗ったり

しないので問題は起こっていないのかもしれません。

クリーニング屋ならば、きっとドライをするでしょう。

イギリスのデザイナーズギルトの生地は、日本の総代理店が現状の

日本の基準の洗濯絵表示ラベルをつくって、輸入元の会社名を

書いて添付されてきます。

これも、たぶん日本で試験をしていないと思われまして、イギリスの

基準と同じ内容の表示になっていますので、綿100%の生地も

水洗いOKになっています。

綿100% (1)服の場合は綿100%でも水洗いOKです。

今日、私が着ている服は綿100%で、水洗いOK表示になっています。

カーテンの場合は綿100%は水洗いしても傷みませんが縮みます。

これは×だと思うんです。

 

4月10日はインテリアを考える日です。

 

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