昨年夏頃から問題になっていました「ブラインド等の操作による事故」に
関して東京都が提言をまとめました。
詳しくはこちらをご覧ください。
ホームページより
提言の内容
商品構造・デザイン等の安全対策
安全器具と一体化した商品の開発・普及を進めること
ひも部分がない・ループが小さいなど、安全性の高い商品等の開発・普及を推進すること
既に使用されている商品に対応する安全器具の普及を推進すること
統一基準等の策定による安全対策の徹底
業界による統一基準の策定を行うこと
JIS化も視野に入れた規格化や適合商品に対する表示の検討を行い、消費者への周知・普及を図ること
消費者の安全意識の向上
商品や店舗を通じ、消費者への積極的な注意喚起に取り組むこと
消費者等への広く積極的な注意喚起と効果的な普及啓発を行うこと
業態を超えた連携による意識啓発を行うこと(ハウスメーカー、内装業者、インテリアコーディネーター、販売事業者などによる、全国規模での継続的な意識啓発・対策周知)
消費者への注意喚起・普及啓発に当たっては、消費者団体等と連携し、消費者の視点を取り入れた効果的な取組を行うこと
今後の取り組みとしては
1)国や関係団体への要望
2)消費者への注意喚起を上げています。
ホームページより
子供は自分でリスクを知って行動することができません。周りの大人がひもの危険を正しく理解し、子供に安全な環境を作りましょう。
◎安全性の高い商品の選択
子供が過ごす場所では、ひも部分がない・ループが小さいなど、安全性の高い商品を選びましょう。
◎安全器具の活用
ひも部分のある商品については、子供の手の届かない位置にひもをまとめるクリップや、重さがかかるとひもが切れるジョイント、ひもの緩みをなくすチェーン固定具等を適切に使用 しましょう。
◎家具の配置に注意
子供がソファやベッド等を踏み台にすることもありますので、周りの家具の配置に注意しましょう。
私ども販売店としても、エンドユーザーへ安全に関して注意喚起をしていきます。
インテリア業界としては、まだまだ安全性を重視した商品の開発は
遅れていますが、ここ最近発売をされた商品を紹介します。
サイレントグリスが操作コードに6キロの荷重をかけると
はずれる「チャイルドセフティ」というものを用意してます。
詳しくはこちらのブログをお読みください。
ハンターダグラスは操作コードがループでない1本の短いコードで操作する
ウルトラグライド操作に切り替わってきています。
詳しくはこちらのブログをお読みください。
こうした安全に対する取り組みは海外の企業の方がはるかに進んで
います。
日本の企業では、在日米軍キャンプからの仕事をきっかけとしていて
半分アメリカのニチベイは今月プリーツスクリーンのコードレス操作を
出しました。
詳しくはこちらのブログをご覧ください。
タチカワは以前よりセフティジョイントを採用しています。
詳しはこちらをご覧ください。
これは8キロの負荷がかかると、切れるようになっています。
いったん切れるとジョイント部分が甘くなりまして取りえないとまたすぐ抜けます。
今、一番取り組まなければならないなと思っているのは、ドラム式のシェードの
操作チェーンの対応ではないでしょうか?
東京都の注意喚起の中にも書かれていますが、
安全器具の活用ということで、「ひも部分のある商品については、子供の手の届かない位置にひもをまとめるクリップ」 があります。
このはさみみたいなものを操作チェーンに通して、上で束ねて挟みます。
これで十分なのかな?という疑問
もう少し、工夫が必要ではないかと思っています。
例えば、ワンチェーンで実績のついたジョイントのないチェーンにして
操作チェーンを小さいお子さんの身長より高い位置にするとか・・・
以前にもブログに書いているのですが、川島織物セルコンがシェードのドラム式の
操作チェーンにコード式の警告文を取り付けていまして、昨年、えらいさんに
言ったのですがまだそのままになっているのです。
画像はクリックすると別のページに移動し、そこでもう一度クリックすると拡大します。
エンドユーザーはドラム式とコード式の違いをよく分かっていない方が
多いと思われる中で、ドラム式の操作にコード式の案内をつけてあると
混乱するのです。
もっとエンドユーザーの立場を考えてもらいたいものです。
今回の東京都の提言は、都民向けであり、東京都にある企業向けなんですが、
東京都知事は舛添 要一さんなので、ますぞえではなく巻き添えで
日本全体に対するものになると思います。
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