10月24日に「第1回窓装飾プランナー」の資格制度の合格の発表がありました。
受験者数が2540名で合格者が699名、合格率27.5%です。
大阪会場(近畿、中国、四国地区)では162名の合格者です。
当店からは5名受験して合格率80%でした。
ひょっとしたら落ちたかなと思って
いました。
密かに全問正解でトップ合格を目指し
ていたのですが、試験は問題数が多くて
最後まで完全に書ききれなかったので、
正解率75%ぐらいかなと思っていました。
私としては予想以上にできなかったので、
これじゃ
「ダメよ〜、ダメダメ」と
思っていたのですが、多くの受験者も同じような状況だったみたいで、
合格ラインが69点で低かったのと、マークシートと記述式の比率の割合が
7:3で試験の内容に比べて記述式の比率が高かったのがよかったと思います。
記述式は30分で3題書かなければならなくて、これも考える時間がなかったのですが、
実務を経験していれば書けそうなケーススタディの問題でした。
採点は専門家がするのではなく、外部の委託業者がしますので、専門的なことを
書くより、それに関するキーワードをいかに多く並べるかということが重要
だったのです。
そこらはわかっていました。
今回の試験は記述式で実務経験での知識が問われる問題で、その比率が比較的
高かったのは良かったと思います。
マークシートは、大学入試の共通一次世代より上の私にとってはひじょうに
厳しかったです。
時間の配分がわからず、問題量が多すぎて全部回答ができなかったのです。
内容は引っ掛け問題も多かったですが、当初から600〜700名の合格者を
想定されていたので、多少落とす意味でもこのぐらいは適正かなと
思います。
ただ、運営に問題があり、すべて外部に委託されていたようで、事前に問題の
チェックがされていませんでした。
試験中に2回誤植のアナウンスがあったのは、ひじょうに煩わしかったです。
その誤植のところは、私は気づいて通過して、他の問題を焦りながら考えていた時
だったのですごいロスタイムになりました。
最後に
アディショナルタイムが2分あるのかなと思ったらそれもありませんでした。
業界紙の主幹が「窓装飾プランナー受験体験記」を自らの紙面に、
誤植のアナウンスが煩わしかったと書かれたら、その数日後に
主催者である日本インテリアファブリックス協会はホームページに
その2問は全員正解としますとアップしていました。
業界紙としては、珍しく批判的でよい指摘だったと思います。
たぶん、次回に「窓装飾プランナー合格体験記」を書いてくれることでしょう。
さて、699名の窓装飾プランナーが誕生したわけですが、これをいかにして
業界内だけでなく、広く国民に知っていただけるようにするかが課題です。
日本インテリアファブリックス協会の窓装飾プランナーのホームページには
窓装飾プランナーとは、
カーテンやスクリーン、ブラインド、それぞれが持つ特徴を駆使して、
装飾性はもちろんのこと、機能的にも最適な窓まわりをつくりだすことが
窓装飾の目的です。
そのためには窓装飾に関する深い知識とスキル、そして専門家ならではのセンスが
求められます。さらに、建造物やインテリアの知識も備えている必要があります。
窓装飾プランナー資格とは、このような幅広い知識とスキル、センスをもとに
最適な窓装飾を実現でき、お客さまが安心して窓装飾を依頼できる能力を有して
いることの証しとして、一般社団法人日本インテリアファブリックス協会が
創設した資格です。
と書かれています。
私にとりましては、資格を持っているかいないかはそんなに重要ではないのです。
資格を持っていない人でも、豊富な知識とすばらしい提案ができる人は
いっぱいおられます。
この資格制度ができたことによって、インテリアの業界関係者が少しでも
勉強をしてレベルアップをし、エンドユーザーにインテリアの楽しさを
伝えていけたらいいなと思っています。
その一つの手段として、このような制度ができたことは喜ばしいのです。
主催者である日本インテリアファブリックス協会(NIF)は、今回の試験の実施に
より、何千万円の利益を得たはずです。
それを、この制度を通じて、広く国民にインテリアの楽しさが伝わるように
お金を使っていただきたいのです。
また、制度自体も業界内だけのものにならないように、前のブログにも
書いてますが、厚生労働省社内検定認定制度もとっていただきたいのです。
10月27日追記
アクセス解析をしていたら、「窓装飾プランナー」のワードでこのブログに
アクセスがひじょうに多くありました。
逆にそこから逆検索をしていたら「窓装飾プランナーの掲示板」を
見つけました。
試験問題に関していろんな意見があります。ご参考に。
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