この5月の大型連休の期間の5月3日4日5日は休業しています。
ブログは事前設定によってアップされています。
休み前に書いたものです。
5年ほど前に1階のリビングだけカーテンのご注文をいただいたお客様で、
この度、2階も新しくカーテンを取り替えたいということでご注文を
いただきました。
2階はお客様の方でご購入されていて、以前使われていたものや既製カーテン
がついていました。
今回は2階の3室吊り替えで、すべてドレープ(厚手カーテン)は
シェードで壁付けをし、レースは両開き2倍使いで窓枠内にレールを
取り付けて内付けしました。
洋室1
Before
After
洋室2
Before
After
洋室3
Before
After
これで終えてもカーテン屋のブログとしていいと思っていますが、
何か一つテーマを決めて、情報発信しなければコンテンツ(内容)の
ないブログになってしまうのです。
今、「御社のサイトがキャッシュマシンに変わる お客が集まる
オンライン・コンテンツの作り方」という本を読んでいまして
少し影響を受けています。
今回はレールをすべて枠内に天付けしています。
この場合、レールを隠すようにカーテンを縫製した方がいいのか、
それともレールが見えるように縫製をしたほうがいいのかを
考えてみたいと思います。
レールを見えるように縫製するのを天付け仕様⇒aフック
レールを隠すように縫製するのを正面付け仕様⇒bフック
このように業界ではいいます。詳しくはこちらをお読みください。
機能性レールというのは一般に言う普通のレールです。
多くの専門店が扱っているのは、ホームユース向けでは圧倒的なシェアのある
トーソーのエリートやネクスティ等です。
以前はトーソーのエリートというレールが主だったので、カーテンの縫製は
枠内に取り付ける時は、正面付けが普通でした。【上の写真】
最近はトーソーのネクスティというレールが多く使われるようになってきて、
この場合は天付けすることが多くなってきました。(レールが見える)【下の写真】
なぜ、レールをみせる仕様が増えてきたかといいますと、カーテンの
形状記憶加工や形態安定加工が増えてきまして、きれいなウエーブを
保つには、開けた時にカーテンの上部の芯地の部分がレールの向こう側に
いかないといけないのです。
それに合わせるような形で、トーソーがネクスティという新しい機能性
レールを発売して、これはダブル使いの正面付けでも、ドレープ、レース
ともにaフックを勧めてきました。
私の考え方としては、よく開閉するときはaフック、
あまり開閉しない場合はbフックをおススメしています。
今回のケースは、レースが枠内付けであまり開閉しないとのことだったので
bフックにしてレールを隠す仕様にしました。
bフックは、通常カン上4㎝といいまして、カーテンの一番上から
4㎝下がったところに引っ掛けるフックがくるようになっています。
今回の現場はbフックなんですが、アジャスターフックでカン上3㎝に
なるように調整しています。
そうしないと、枠内の天にカーテンが触れてしまうのです。
このカン上3㎝のことを川島織物(現川島織物セルコン)は「セミ」と
言っていました。
これは社内用語なんですが、当時の住宅メーカーの営業の方が優秀で、
住宅メーカーの企画担当者に、「カン上3㎝はセミといいます」と
教えてため、当店の得意先である住宅メーカーのマニュアルには
カン上3㎝に設定することを「「セミ」というと書かれているのです。
ネットで「セミフック」を調べると、元川島織物セルコンの社員の方が
されている店のブログと、幅広く知識豊富でなんでもご存じの
インテリア山田の荒井さんのブログに書かれているだけでした。
–
–
–
–
このブログのトップへ